「艶色絵巻」と題されたイラスト集、
対談三本、
そして特別寄稿集の構成。
「艶色」とは
何とも色っぽいネーミング。
けれども、それだけのことはあって、
ちょんまげや月代(さかやき)を
きちんと描いているのに格好良い。
作者の画力って、
あらためてすげぇ。
対談では
「武士の家計簿」の作者、磯田さん
との話が面白かった。
最後の将軍・徳川慶喜が
単なる「ええかっこしい」て指摘や、
勝海舟が
徳川慶喜の子供を養子に迎えている
エピソードが興味深い。
徳川慶喜って
司馬遼太郎さんの小説を読んでも
いまいちよく分からなかったからなぁ。
「(天皇に)毒を献じる」てセリフが、
「日出処の天子」の「弑し奉る」に
由来してるってのも驚き。
歴史漫画の歴史も繋がっている--。
最後の特別寄稿集には、
萩尾望都や
三浦しをんなどの
大御所から寄せられたものもあって、
この作品のグレートさがわかる。
あまりこの手のファンブックって
読んだことなかったけど
食わず嫌いってよくないよなと
思った次第--。
こちらのインタビューも
面白かったです。
【プロフィール】
節約系底辺FIRE
(セミリタイア)目指す
ナマケモノ&寝そべり族。
寝そべりながら
年100冊の本を読み、
年1,000冊のマンガを読む。
片道一時間の自転車通勤は
10年を突破。
食事は
肉・卵・チーズのMEC食&
メガビタミン実践中。
料理はレンチン&時短料理。
親が遺してくれた実家に棲息中。。。