オタクな女性外科医が描く お医者さんの日常 コミックエッセイ 第4弾!
主人公は個人病院に移籍して発熱外来を始めるけど、普通の家の庭のようなところにテントを立てて検査をするエピソードが泣かせる。
最初に立てたテントが風でぶっ飛んだのには申し訳ないけど爆笑した。
がっちりしたテントを立てて無事に検査は始まるけれど、中は地獄の蒸し暑さ だったそうな……。
どこでもそうだけど、最前線の現場は大変だ。
さーたりさんは3人の子育て中でもある。
こちらもコロナで絶賛混乱中。
先生がノリノリで「来週に、なんとなんと……。遠足に行くことになりました――」と宣言しても、きょとんとする子供たち。
コロナ禍の子供達は 遠足を知らないのだ!
「絵本で見たあれ?」のコメントが泣かせる。
子ども家庭や学校現場は 医療現場以上に混乱していて、オンライン授業などは学校によってかなり違っているようだ。
全く音沙汰がなかったり、YouTube で動画配信を見るだけだったり、プリントが大量に郵送されてきたり、教材を先生がわざわざ家に届けてくれたり、教材を親が学校へ取りに行ったり……。
先生が実は ユーチューバー だったりするとオンライン授業もスムーズにいくみたい(笑)。
ラストシーンはブルーインパルス。
医療関係者への差別的発言にやさぐれていたさーたりさんが「感謝という名の自己満足パフォーマンスじゃん」とこぼしながら空を見上げた時、どれだけ不要不急のものに救われてきたのかを知る。
感動的なエピソードだった。
さーたりさんのお父上はワクチンの専門家のようで、こちらも読んでみよう――。
第4巻が面白かったので、これまでのシリーズも読み返してみようと思う。
最新刊が出るたびにシリーズを最初から読み返してみようと思える作品と出会えるのはすばらしいこと。
コロナ禍でもなんとかやってこれているのは、こういう作品、本や漫画のおかげ――。
【プロフィール】
サイドFIRE(セミリタイア)目指す寝そべり族。
寝そべりながら年100冊の本を読み(Kindle書籍読み上げで耳活)年2,000冊のマンガを読む。
片道一時間の自転車通勤は10年を突破。
食事は肉・卵・チーズのMEC食。
調理はレンチン一択。
水出しコーヒーとグリーンズフリー(ノンアル)を愛飲中。。。