らくだのライフハック

猫のように丸くなって暮らしたい

─セミリタイアして本とマンガの日々─

【東京藝大ものがたり】地味で、壮絶で、美しい美大受験!

 

 

 

最近は美大受験 をテーマにしたマンガが増えた。

なまじ面白いので、美大受験って、キラキラしちゃったり、青春ものだったり、スポ根みたいなものだったりと勘違いしてしまいそう。


でも リアルな美大受験は、もっと暗くてドロドロしているものらしい。

浪人生活が長くなれば長くなるほど 闇が深くなるようだし。


「東京藝大ものがたり」の作者も、高校時代は不登校多浪となった。

その作者が、闇のような浪人生活を送っている途中で、朝日を浴びた石膏像の美しさや、光がこんなにも美しいことに気づくシーンは感動的だ。

こういう人がアーティストになるのだなぁ。

 


自分の通っていた高校にも美大志望の人間はいた。

美術の時間、やたらとでかいキャンパスに、ひとり絵を描いていたっけ。

受験に関係ない美術の時間は、普通の受験生にとって単なるかったるい時間だった。

何のために大学に行くかも分からないまま受験に取り組んでる人間にとって、美大 志望の 受験生は、自分たちとは別の世界を生きている住人だった。

話したことはなかったけど、一回ぐらいは話しかけてみりゃ良かったな、と思う――。

 


【プロフィール】
サイドFIRE(セミリタイア)目指す寝そべり族。
寝そべりながら年100冊の本を読み(Kindle書籍読み上げで耳活)年2,000冊のマンガを読む。
片道一時間の自転車通勤は10年を突破。
食事は肉・卵・チーズのMEC食。
調理はレンチン一択。
水出しコーヒーとグリーンズフリー(ノンアル)を愛飲中。。。