よくある偽装結婚モノだと思って読み始めたのだが……。
恋愛ベタどころか人付き合いさえも苦手な二人。
そんな二人にとって結婚は難度最大のクエストだ。
「まるで、普通の人生みたいです……」
「私は二度とカラオケは歌いません……」
「もう二度と、人をもてなしたりしません」
ヒロインがつぶやくたびに共感の嵐だ。
物語では熊本県の結婚風景がちらりと紹介されてるんだけど、200人ほどを呼び、皆で「牛深ハイヤ」を踊り(どんな踊りや?!)、消防団が結婚式に列席して、最後は胴上げをするという。
名古屋も真っ青な結婚式だ。
さすがに今時の若い人はあまりやらなくなっているらしいけど、ほんとにこんなんなのか?
それにしてもヒロインのヘタレっぷりが素晴らしい。
告られては「ぎょえっ!!」と叫び、告白された結果、筋肉痛になり、はじめてのチュウでは脳内で火山が噴火して、思い出しては部屋の中をギシギシと行進してしまう。
ちなみにこのヒロイン、地図を見るのと地形を観察するのが趣味だ。
有能なクールビューティーが恋愛では取り乱すギャップ萌えは定番だけど、ここまで落差が大きいのは初めて。
なんだか微笑ましい。
今回は4巻まで読んだ。
次巻では同棲が始まるという急展開のようだけど、このヒロイン、なぜか部屋の中でテントを張っているシーンが予告編に載っていた。
どこまでヘタレなんだろう(笑)。
早く次が読みたい――。
最新巻は6巻なので、しばらく楽しめる。
表紙の結婚衣裳を眺めるのも楽しい――。
【プロフィール】
サイドFIRE(セミリタイア)目指す寝そべり族。
寝そべりながら年100冊の本を読み(Kindle書籍読み上げで耳活)年2,000冊のマンガを読む。
片道一時間の自転車通勤は10年を突破。
食事は肉・卵・チーズのMEC食。
調理はレンチン一択。
水出しコーヒーとグリーンズフリー(ノンアル)を愛飲中。。。