まるで世界に自分しかいないようなあたたかい孤独……。
このコミックエッセイの作者チカさんは北欧が好きでフィンランドが好きで、ついにはフィンランドで寿司職人になることを決意する。
まず自分が住みたい場所を選び、フィンランドで日本人が一番必要とされる職業ということで寿司職人を選ぶ。
こういうキャリアの選択もあるのだな。
目からウロコだった。
実際のフィンランドでの暮らしぶりを見ていると、夏のバカンスをサマーコテージで過ごすフィンランドスタイルがうらやましい。
田舎のコテージに引っ込み、庭で焚き火をし、サウナで温まり、暑くなったら目の前の海に飛び込む。
たっぷりのコーヒーを淹れて、水辺の桟橋に椅子を運んで特等席を作って、一日中、一人気ままな考え事をする。
うらやましすぎる……。
基本的にフィンランド人は「何もしない」ことをとても大切にしているようで、ここが日本人とは大きく違うところ。
でも、チカさんは、大阪の田舎のおばあちゃんの家の庭でも、フィンランド的にのんびりできたエピソードを紹介していたので、日本でも不可能ではないのだろう。
勇気づけられる話だ。
さて「北欧こじらせ日記」はフィンランドへ寿司職人になるため旅立つところで終わっている。
実際にフィンランドで寿司職人をやってみてどうだったのか、ぜひ続きを読んでみたい。
次回作が待たれる。
とりあえず、次は前作のこちらを読んでみるつもり。
サウナとビールとソーセージか……。
ととのいそうだ(笑)。
【プロフィール】
サイドFIRE(セミリタイア)目指す寝そべり族。
寝そべりながら年100冊の本を読み(Kindle書籍読み上げで耳活)年2,000冊のマンガを読む。
片道一時間の自転車通勤は10年を突破。
食事は肉・卵・チーズのMEC食。
調理はレンチン一択。
水出しコーヒーとグリーンズフリー(ノンアル)を愛飲中。。。