最初から最後まで気持ち良く裏切り続けて、最後に「ひとつまみのファンタジー」が炸裂!
主人公の優太は病気の母親が亡くなるまでを撮影しドキュメンタリー映画として発表するが学校中から大ヒンシュクを買う。
しかし、唯一、興味を持った女の子が話しかけてきて……。
映像というやつは綺麗なとこだけを編集して思いっきり美化することもできる。
それは知っていたつもりでも、こうして軽やかに予定調和をひっくり返され続けていると手のひらで転がされてるような気分になる。
これ家藤本タツキの才能ってやつか――。
「ルックバック」もスゴかったし反響も大きかったけれど「さよなら絵梨」は、さらに上を行く。
映画を意識しているのか「さよなら絵梨」は横長の4コマ形式。
映る「絵」はスマホで撮影したみたいにリアルで粗い。
そんなところも魅力的だ。
そして「ルックバック」の時にも思ったけれど、こんなにすごい作品をあっさりと無料で公開してしまう少年ジャンプにも驚く。
なんて太っ腹なんだ――。
藤本タツキや少年ジャンプからは目が離せそうにないなぁ……。
【プロフィール】
サイドFIRE(セミリタイア)目指す寝そべり族。
寝そべりながら年100冊の本を読み(Kindle書籍読み上げで耳活)年2,000冊のマンガを読む。
片道一時間の自転車通勤は10年を突破。
食事は肉・卵・チーズのMEC食。
調理はレンチン一択。
水出しコーヒーとグリーンズフリー(ノンアル)を愛飲中。。。