基本、「がんばらなくていいよ」ていうスタンスなので、ナマケモノや寝そべり族の聖典でもある。
この老子の言葉を、西洋医学を学んだ精神科医が臨床現場の中で解釈し直してくれた。
それが「ジャッジフリー」の精神。
「人生に、上下も勝ち負けもありません」だ。
中でも印象的だったのが、元気な時は孔子、元気のない時は老子が良い、て話。
自殺も引きこもりも心の病も増え続ける現代社会では、まさに老子がぴったりと当てはまる。
あなたが上り坂でイケイケのとき、物事がうまく運んでいるときは、孔子の教えに従って、厳しめに自らを律していくとよい。
しかし、人生が下り坂で、いまいち元気がない。そんなふうに行き詰まっているときは、老子特有の「ゆるさ」や「自由気ままさ」に寄り添ってみてはどうか。 それが「上り坂の儒家、下り坂の老荘」という言葉の意味です。
人口も減少、少子高齢化が進み、いつまでもデフレが続く日本の社会では、今こそ老子だよなぁ。
正直、古臭く思えていた老子の言葉だけど、作者は
「ジャッジフリーになるために32の思考をインストールしよう」のように、今時の言葉で分かりやすく翻訳してくれている。
だから、とっつきやすい。
「今の社会になじめないと思ったら」→「パンタロンの思考」なんてのも楽しい。
パンタロンの思考が何なのかは、ぜひ読んでみてほしい。
今ならKindle unlimited 読み放題で読める。
この本はTwitterをフォローしている人から教わった。
改めて感謝!🙏
いつか「うつ病は老子を学ぼう!」って記事を書こうと思ってたけど、この本読んだら自分の言いたい事がほぼまとめられてたな。 pic.twitter.com/5McuS7hLdk
— ゆるふわ無職 (@yrfwmsk) 2022年1月15日
【プロフィール】
サイドFIRE(セミリタイア)目指す寝そべり族。
寝そべりながら年100冊の本を読み(Kindle書籍読み上げで耳活)年2,000冊のマンガを読む。
片道一時間の自転車通勤は10年を突破。
食事は肉・卵・チーズのMEC食。
調理はレンチン一択。
水出しコーヒーとグリーンズフリー(ノンアル)を愛飲中。。。