らくだのライフハック

猫のように丸くなって暮らしたい

─セミリタイアして本とマンガの日々─

【人生の土台となる読書/pha】ダメ人間が無理ゲー社会でサバイバルするためのブックガイド!


これはナマケモノ・寝そべり族のためのブックガイドだ――。

元日本一のニートphaさんによるオススメ本集――。

 

本というものは、ノンフィクション・フィクションを問わず、基本的に前向きでがんばる人が主人公だったり、アクティブで社交的な人のために書かれていることが多い。

だから、学歴社会の勝者である京大出身者なのに、やる気がなかったり元ニートだったりするphaさんは、ナマケモノ・寝そべり族のロールモデルなのだ。

ロールモデルがおすすめする本はどんなものだろう?

いやでも気分はアガっていく。


意外だったのは、アル中だった中島らもさんやネガティブを武器にした歌人穂村弘さんはともかく、社会学脳科学や進化論の本をおすすめしていたことだ。

さすが元京大だけあって意識高いのかな? などと一瞬思ってしまった。

けれどもよく読んでみると違う。

例えば進化論――

進化論の基本的な論理は、たった2つだけだ。
・さまざまなものがランダムにたくさん出てくる(突然変異)
・たまたま環境に合っていたものだけが生き残る(適者生存)
「突然変異」と「適者生存」。この2つを無限に繰り返すことで、進化が起こってさまざまな種が生まれてくるのだ。

一見、身も蓋もない話だけど、少し気が楽になるような気もする。

少なくとも自己責任だと悩まなくても済みそうだ。

進化論のイメージが180度変わった。

 

どうしようもないダメ人間の生き方を書いた本。
世間で言われている常識をひっくり返すような本。
見たことも聞いたこともない世界を見せてくれる本。
そんな本たちを読むことで、僕は少しずつ自分の世界を作り上げていったのだ。
読書は、周りの同調圧力と戦うのに役に立つ。

著者本人が言っているように、phaさんの本やphaさんがオススメする本を読む理由はこれに尽きる。

ナマケモノや寝そべり族はどんな理屈をつけてもしょせんはマイノリティで、それを世間は許さない。

だからこそ読書によって理論武装しておくことが必要であって、自分だけではなくて似たような人間が他にもいるんだと言う安心感をガッチリとホールドしておくことが大切になる。

 

「人生の土台となる読書」で紹介されている本はどれも読んでみたい本ばかりだけど、中でもこれを読みたくなってしまった。

確か Kindle で買った後「積ん読」になっていた。


あとphaさんの著書の中ではこれがオススメ。

知的生産や整理本は基本がんばる人のためのものだけど、これは怠け者のための知的本。

 

あと、なんでもいいからとりあえず読んでみたいと言うならこれ。

 

今ならKindle unlimited 読み放題で読める。


年をとった元ニートがどのような人生を歩むのかも気になる。

phaさんの次回作に期待!

 


【プロフィール】
サイドFIRE(セミリタイア)目指す寝そべり族。
寝そべりながら年100冊の本を読み(Kindle書籍読み上げで耳活)年2,000冊のマンガを読む。
片道一時間の自転車通勤は10年を突破。
食事は肉・卵・チーズのMEC食。
調理はレンチン一択。
水出しコーヒーとグリーンズフリー(ノンアル)を愛飲中。。。