節約とかミニマリストなどは、どうも誤解されやすいようで、たまに「ストイックだね」「仙人みたい」などと言われて、思わず「へっ?」てなる。
確かに、できることならあまり金を使わないようにしているし、たいして必要じゃないモノは減らすようにと意識してはいる。
でも「がんばっている」という感じには程遠い。
ちょこちょこと修正を加え続けてきたら、いつのまにかこうなってしまったというぐらいだ。
確かに、一年間の支出は日本人の平均的な支出よりは少ないだろうし、あまりモノのないがらんとした部屋に住んではいる。
けれども、もっと少ない収入で暮らしている人はザラだし(食費と冷暖房費はケチらない)、さらにモノの少ない部屋で暮らしている人もいる(寝そべり族なのでベッドは処分しない)。
上を見ても下を見てもキリがない。
まあ、本人は「こんなもんだろ」と思ってる。
生活を最適化してきたらいつのまにかこうなったという感じだ。
それなのにストイックに見えてしまうというのは、どうも節約やモノを減らすという行為が、がんばらないとできないと思われているフシがあるからだろう。
実際、twitter のタイムランでも、がんばって節約したとか、こんなに努力してモノを減らしたと言うツイートが流れてきて、それに対して称賛の声が寄せられていたりする。
正直、そんなに無理してがんばらなくてもいいんじゃないか、ヘタにがんばると後々辛くなったりはしないか、と余計な心配をしてしまう。
実際、ほんのちょっとずつでも支出やモノを減らしていくと、1年もすればだいぶ減ったことが実感できる。
ずっと前から、私は「0. 2% の改善」と言っていますが、1 日に0. 2% ずつ改善できれば、1 年後には劇的に変化します。スタートの値が100 だとしたら、1 日0. 2% 改善されたら100 × 1. 002 =100. 2 になって、その翌日は100. 2 の0. 2% 増しだから100. 2 × 1. 002 =100. 4004 に。わずかな変化のようですが、乗数で増えていくので、1 年365 日続けると100 に1. 002 の365 乗をかけることになるので、およそ207。改善量は約2 倍になるのです。
「なんか面倒くさいからもう要らんわ」ぐらいで減らしていくぐらいが、ちょうど良い。
できるだけ無理をせずがんばりもせず、生活を最適化していくことによって、いつのまにか節約できていたり、断捨離できていたりする。
2022年はこんな感じでやっていこう。
【プロフィール】
サイドFIRE(セミリタイア)目指す寝そべり族。
寝そべりながら年100冊の本を読み(Kindle書籍読み上げで耳活)年2,000冊のマンガを読む。
片道一時間の自転車通勤は10年を突破。
食事は肉・卵・チーズのMEC食、調理はレンチン一択、水出しコーヒーとグリーンズフリー(ノンアルコールビール)を愛好中。。。