今年読んだ小説の中でベスト1は文句なし「塞王の楯」だ。
歴史好き、戦国時代好きには絶対にオススメ!
戦国時代に城の石垣を作る職人集団「穴太衆」と鉄砲を作る職人集団「国友衆」の職人バトルだ。
今までの戦ものは武士の立場から書かれていたけど、「塞王の楯」は職人の立場から、庶民の視点から描かれてるのが新鮮だった。
冒頭のシーンで、城が落ちる時に、庶民がどれほど悲惨な目にあうのかがこれでもかというぐらい書かれていて胸が痛くなった。
そしてラストバトル。
弾丸が飛んでくるなか、崩れても崩されても石を積み上げる穴太衆の姿に胸を打たれる。
うん。文句なしナンバーワンだった。
ナンバーツーはこの本――。
不幸な子供が出てくる児童本、ロビンソンクルーソーのようなサバイバルもの、青春小説もしくは恋愛小説、法廷サスペンスもしくはミステリー。
全部含めたフルコースのような小説だった。
主人公の「湿地の少女」カイアは、ナウシカやピーターラビットの作者ビアトリス・ポターを思わせた。
この2冊がぶっちぎりのツートップ。
他はパッと思いつかない。
もちろん1年間に読んだ本をきちんと振り返っていけば、他にも、ああこれも面白かった、あれも面白かったって出てくるかもしれないけど、この2冊だけが突出して印象に残っている。
来年はどれだけ面白いエンタメに出会えるだろうか。
12月の Kindle セールで大量に買いこんだし、買ったはいいけどまだ読んでない本もある。
来年はギア一つ上げて、もっとたくさん読んでいきたいなぁ……。
【プロフィール】
年2,500冊の漫画を読み、年に100冊の本を電子書籍読み上げ機能で聞き、片道一時間の自転車通勤を続ける日々――。
のんびり暮らすライフスタイルと、がんばらないためのライフハックがテーマ!
・食事は、たんぱく質ファースト。糖質制限中。MEC食継続中。ボトル飲みでプロテイン&メガビタミン
・電子レンジの時短料理で自炊中
・服は制服化&コンフォート命!
・断捨離後、ミニマリストに
・歴史と地理とニュースの社会科好き!
これから、やりたいこと――。
・英語で読み書き
・古武術介護
・小笠原流礼法