らくだのライフハック

猫のように丸くなって暮らしたい

─セミリタイアして本とマンガの日々─

【嫌われた監督】なあなあの世界に背を向けた「職人」!


今でも記憶に残ってる。

日本シリーズでパーフェクト寸前の投手を交代させた落合監督――。


落合監督は骨の髄まで「職人」の人だったのだなぁ。

何よりも「技術」を重んじる人だった。

 

「心は技術で補える。心が弱いのは、技術が足りないからだ」

 

「技術」は野球界でアウトローだった落合さんが、唯一、心の拠り所にできたものだったのだろう。

有名な話だけれど、落合さんは、中学高校大学とほとんど野球部で活動をしていない。

中学高校時代は、試合の時に呼ばれて参加する程度。

大学時代は理不尽な上下関係のため、さっさとやめている。

 

普通の球児が経験するような、先輩からの鉄拳制裁に耐えながら仲間たちと甲子園を目指す、なんて共通体験を持たなかった。

だからこそ技術にはとことんこだわったし、同じ世界で生きてるはずの仲間たちへの「なあなあ」な仲間意識や予定調和などには興味を持てなかったのだろう。

職人として技術を追求し、監督としての技術=勝利を追い求めた結果、嫌われてしまったというのは切ない話だ。

改めて落合監督の戦歴を聞くと、本当に申し分ない結果を出しているのに。

 


最後に冒頭に書いた投手交代劇について――。

緊迫感に満ちた舞台裏を面白く読ませてもらったけれど、それよりも、関係者一同が落合監督ならパーフェクト寸前のピッチャーでも交代させるだろう、と考えていたのがおかしかった。

あの監督ならやりかねないという落合イズムが周りも浸透していたってことだ。

 


この本を読み終えた時に、新庄監督就任のニュースが流れてきた。

落合さんとは対極の人物。

ひたすら勝利を追求した監督と、愛されるチーム作りを目指す監督。

こちらも注目していきたい。

 

 

【プロフィール】

 

年2,500冊の漫画を読み、年に100冊の本を電子書籍読み上げ機能で聞き、片道一時間の自転車通勤を続ける日々――。

 

 

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