ほんと、いつの間に完結してしまったんだろう……。
いよいよ埼玉県の決勝トーナメントで因縁の相手と試合開始ってとこだったんだが……。
「さよなら私のクラマー」は女子サッカー漫画。
環境に恵まれない女子サッカーで、ひたむきにボールを追うサッカー大好きの女の子たち。
主人公は恩田希だけど、強烈なキャラしてる同僚やライバルたちが次々と出てくるので群像劇のようだ。
彼女たちは女子サッカーをとりまく環境にかなりの危機感を持っていて、自分たちが女子サッカーを盛り上げないと、日本の女子サッカーは尻すぼみになってしまうと感じている。
ただ自分だけ勝てば良いと言うのではなくて、使命感をもってサッカーしてる。
確かに、なでしこジャパンもオリンピックでは勝てなかったし、なかなか厳しい状況なのはリアルワールドも同じだ。
個人的には「ポゼッションサッカー」や「ゲーゲンプレッシング」などサッカーの戦術の話がたくさん出てくるところも好きだった。
サッカーの戦術と言うのはシロウトから見ると本当に高度で複雑。
選手はよくこんなややこしいことを考えながらプレーできるもんだと感心してしまう。
(ただし、戦術の話ばかりでつまらないと思う人も多いようだ)
それにしても、完結してたのに気づかなかったな。
言い訳をすると、自分の場合、DMMレンタルコミックを使って宅配お取り寄せで読んでるから気づきにくかった。
単行本を買っていれば、帯にデカデカと「最終巻」とあって気づいただろうけど――。
なんで気づいたかと言うと、「さよなら私のクラマー」が図書館に置いてあったからだ。
近所にある図書館は漫画も置いてあるナイスな図書館なのだが、漫画の場合、シリーズ完結したものだけ置くルールがあるのだ。
新刊お知らせの張り紙に「全14巻」と書いてあって、「まさか」と思いつつ、手に取ってラストページを見ると、確かに完結している。
おいおい……。
個性的な新一年生も入ってきたし、ライバルたちもひととおり出そろった。
主人公たちとライバルチームの対戦はもちろんだが、ライバルチーム同士の激突も楽しみ。
そんな、のんきなことを考え、15巻が楽しみだなぁなどと思っていた自分のアホさ加減にぶっ飛ぶ。
はぁ……。😩
あまりのショックにネットで検索してみると、衝撃を受けたのは自分だけではなかったようで、「打ち切り?!」などの声が飛び交っていた。
その一方で担当編集者さんのコメントを読むと、予定通りの終わり方らしい。
う~む。
確かに読み返すと「俺たちの闘いは始まったばかりだ」的な終わり方かもしれない。
にしても、さりげなさ過ぎるんだが……。
なんにしろ、終わってしまったものはしかたない。
これからは図書館で借りて読めるし、何度も読み返すことになるだろう。
作者の次回作に期待するしかない。
ちなみに、先ほどの図書館には同じ作者の「四月は君の嘘」もあって、こちらも好きな作品だった。
引けなくなったピアニストが、バイオリニスト少女の力を借りて復活する物語だったが、エモさは「さよなら私のクラマー」とタメをはる。
繰り返しになるが、作者の次回作に期待! だ。
【プロフィール】
年2,500冊の漫画を読み、年に100冊の本を電子書籍読み上げ機能で聞き、片道一時間の自転車通勤を続ける日々――。
のんびり暮らすライフスタイルと、がんばらないためのライフハックがテーマ!
・食事は、たんぱく質ファースト。糖質制限中。MEC食継続中。ボトル飲みでプロテイン&メガビタミン
・電子レンジの時短料理で自炊中
・服は制服化&コンフォート命!
・断捨離後、ミニマリストに
・歴史と地理とニュースの社会科好き!
これから、やりたいこと――。
・英語で読み書き
・古武術介護
・小笠原流礼法