らくだのライフハック

猫のように丸くなって暮らしたい

─セミリタイアして本とマンガの日々─

【兎が二匹】毎日、自殺。そして自殺幇助。そんな二人の物語。ほか不老不死漫画4選。


不老不死者の哀しみは何度か漫画で描かれてきたけれど、痛々しいほどの切なさではこれが一番!


毎日自殺するけど不老不死で死ねないすずと、この世で唯一彼女を理解するサク――。
愛する者がいても、必ず先に死なれて置いてかれてしまう孤独――。

 

読んでてシンドかったのは、すずの殺された記憶が何度もリフレインするからだ。

飢饉の口減らしのため父親に埋められた記憶。

戦争で焼かれた記憶。

昔を思い出すと死にたくなる。

だから毎日自殺する。

サクも毎日自殺幇助する。

でも死ねない……。


そして、さらにむごい永遠がある。

相手に置いてかれるよりも、孤独なよりも。

ヒリヒリする全2巻だ――。

 

 

不老不死がよくテーマになるのは、孤独について描きやすいからだろうか。

思いつくまま並べてみるだけでもかなりの数がある。


こちらは人魚の肉を食べて不老不死になった。

「飽きるまで生きてみるのも悪くない」と言うセリフに救われる。

でもこれは同じく不老不死のパートナーを見つけられた者だから言えるセリフか。

人魚シリーズは全3巻――。

 


宇宙空間で不老不死ってもツラい。

 

永遠に焼かれる痛みと永遠の孤独。

どちらがマシだろう?

全8巻――。

 


不老不死と言えば吸血鬼。

吸血鬼と言えば元祖はこちら――。

吸血鬼は相手の人間を噛めば、相手を不老不死に出来る。

ある意味、恵まれた立場だけれど、その分、葛藤が生じる。

 


トリはやっぱり、この作品。

 

漫画の神様が描いた不老不死。

生き血を飲めば不老不死となる火の鳥をめぐって、大勢の登場人物が出てくる群像劇。

永遠の命などよりも自身の栄光を求める英雄や、全く興味を示さない偏屈な男(弓の名人)が登場する一方、不老不死となってしまい、肉体をなくし、感情が消え失せて、最後は宇宙エネルギーと一つになってしまう者もいた。

全16巻――。

 


どの作品を読んでも、死にたくはないけれど、不老不死も嫌だ、てのが凡人の感想――。

とりあえず、全ての漫画を読み飽きるまでは長生きしたいもの……。

 


【プロフィール】

年2,500冊の漫画を読み、年に100冊の本を電子書籍読み上げ機能で聞き、片道一時間の自転車通勤を続ける日々――。


のんびり暮らすライフスタイルと、がんばらないためのライフハックがテーマ!


・食事は、たんぱく質ファースト。糖質制限中。MEC食継続中。ボトル飲みでプロテイン&メガビタミン
・電子レンジの時短料理で自炊中
・服は制服化&コンフォート命!
・断捨離後、ミニマリスト
・歴史と地理とニュースの社会科好き!


これから、やりたいこと――。
・英語で読み書き
古武術介護
小笠原流礼法
・沈没バックパッカー外こもり?!)