らくだのライフハック

猫のように丸くなって暮らしたい

─セミリタイアして本とマンガの日々─

【ぱらのま】「残念なお姉さん」の旅鉄漫画、ではなくて、ブラタモリ的な「地理漫画」!

 

放浪癖のあるお姉さんが鉄道小旅行する漫画なのだが、路線バスの旅がいきなり混じってたりする。

かなりユルい。

けど、そのユルさがGood!

 

実は無料アプリで2巻まで読んだとこ。

 

単行本で一気読みするよりは合間合間にだらだらとスマホで読みたい漫画だ。

 

ちなみに単行本は全4巻――。

 


だいたい、このお姉さん、名前が出てこない。

脇役といえば、鉄道オタクの兄貴(旅のブレイン)と旅先で知り合った女の子(方向音痴)ぐらい。

働いているのか学生なのかもわからない。

髪の毛もボサボサ。

男の友人? から、「深海魚みてえ」などとディスられても、ニヤリと喜んでしまう。

で、不気味がられる。

空気が読めないのでとことんマイペース。

気まぐれに旅に出て、気が変わると、とっとと引き上げる。

 

例えば路面電車に乗りたいと思う。

明日はどこの路面電車に乗ろうか考えながら、とりあえず都電荒川線に乗ってみる。

で、翌日の朝目が覚めると、山間部のローカル線のディーゼルカーに乗りたくなっている。

そんな感じ――。

 

 

しかし、そんなユルい物語展開の合間に、さりげなく手書きの「現存路面電車一覧(全国版)」が掲載されて、有名どころの路面電車の豆知識が挿入される。

思わず、函館の路面電車は乗ったっけなぁ、などとつぶやいてしまう。


その他、ブラタモリ的な地理トリビアとして、地図からどんな街かを推測する方法や、どんな工場が工場萌えになるのか、「工場萌えは奇岩信仰に近い」などのエピソードが物語に組みこまれる。

 

 


これはもう鉄女漫画というよりは、地理漫画と言うべきではないか。

社会科好き、地理好きとしては嬉しい漫画。

何しろ地理をテーマにした漫画って滅多にないからね~。


あるとすれば、タイトルがそのものズバリな――。

 


地理学研究者が主人公のこちら――。

これぐらいか。

 


旅と漫画は相性良いし、旅と地理も相性が良い。

だから地理と漫画も相性が良いはずなんだけど……。


こんな漫画がもっと増えて欲しいぞ。

 


最後に、タイトルの「ぱらのま」は、つい「ぱのらま」と間違えやすい。

「パノラマ」は眺望や景色って意味なので、この漫画にもしっくりくるから余計に誤解しがち。

検索してみたのだが、「パラノマ」は「パラノーマル=paranormal」、超常現象て意味らしいのだが、これから取ったのか、よく分からない。

最後まで不思議な漫画だ……。

 

 

【プロフィール】

 

年2,500冊の漫画を読み、年に100冊の本を電子書籍読み上げ機能で聞き、片道一時間の自転車通勤を続ける日々――。

 

 

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・食事は、たんぱく質ファースト。糖質制限中。MEC食継続中。ボトル飲みでプロテイン&メガビタミン

・電子レンジの時短料理で自炊中

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・断捨離後、ミニマリスト

・歴史と地理とニュースの社会科好き!

 

 

これから、やりたいこと――。

・英語で読み書き

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・沈没バックパッカー外こもり?!)