らくだのライフハック

猫のように丸くなって暮らしたい

─セミリタイアして本とマンガの日々─

【一度きりの大泉の話】トキワ荘のような話だと思ってうっかり読んでしまった。読むのがシンドいのでオススメしません。漫画家の自伝よりは漫画家の作品を読もう!

 

トキワ荘の女性版かな~と気楽に読み始めたら、とんでもなくヘビーな話だった。

 

萩尾望都さんと言えば、自分にとっては、漫画史に名を残す巨匠。

なんとなく伝説の話を聞くように読み始めたのが間違いの元だった。

巨匠と言っても生身の人間なのだ。

 

この本は、もう一人のレジェンド、竹宮恵子さんと萩尾望都さんと、二人の天才の出会いと別れを綴ったもの。

二人の別れについては、この本でも書かれているように、多くの人が様々なことを言っている。

しかし、どちらが正しい、間違っているという問題ではない。

残念ながら、二人はすれ違ってしまったのだ。

ただ、それだけ――。

だいたい、これだけの才能と個性を持った二人が同居していること自体、無理があった。

ゴッホゴーギャンのように……。

 

 

そして、本人が望んでもいないのに、伝説に祭り上げられてしまった人間の苦悩。

(すみません。大泉サロンをトキワ荘と勘違いしてたクチです)

なにしろ50年もの間、萩尾さんは傷つき続けてきたのだ。

そのことについても、さまざまな意見や批判はあるだろうけど、もう、そっとしていてやれよ、てのが正直な感想。

 

あくまで自分は平凡な漫画読みなので、漫画家のゴシップを追うよりは、漫画家の描いたおもしろい作品を読むことに専念しよう。

 

ちなみに萩尾望都さんの王妃マルゴはいつのまにか完結していた。

これを機会に一気読みしよう。

歴史好きには、どストライクだ。

 

竹宮恵子さんも自伝本を出しているけど、読み比べようとは思わない。

ちなみに、こちら――。

 

やっぱり、彼女の漫画を読もう。

そう言えば、代表作のこの作品もちゃんと読んだことなかった――。

 

 

漫画家の自伝より、漫画家の描いた漫画、だよな。

うん。

 

 

【プロフィール】

 

年2,500冊の漫画を読み、年に100冊の本を電子書籍読み上げ機能で聞き、片道一時間の自転車通勤を続ける日々――。

 

 

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・食事は、たんぱく質ファースト。糖質制限中。MEC食継続中。ボトル飲みでプロテイン&メガビタミン

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