懐かしいシリーズを読んだ。
途中までしか読んでいなかったことと、現在、Kindle unlimited 読み放題で全巻無料で読めるということもあって、最終巻まで一気読みした。
満足――。
物語は作者があとがきで書いてるようにスペースオペラだ。
最も、このスペースオペラって言葉ももう死語かもしれない。
スペースオペラというのは、宇宙空間で繰り広げられる騎士道物語的な宇宙活劇だそう。
なんだか、かえってよく分からなくなったかもしれない。
要は、一体だれがこの銀河系の覇者になるのか、て物語だ。
読み返してみると、宇宙空間で、戦艦が別の戦艦に突っ込んで、相手の戦艦に飛びうつって斬りこんだり、と酸素はどうなってんの的なツッコミ入れどころも多い。
宇宙空間バトルでSFなんだけど、戦士は日本の甲冑を着込んでいるし、物語は三国志的で中華だし……。
それでも見開きのページで大艦隊がゴゴゴゴゴと進撃するシーンや、接舷(アボルタージュ、土方歳三がやったやつ)して斬りこむエピソードや、大将同士の一騎打ちの場面では血湧き肉躍ってしまう。
あれ、このエピソードは三国志の○○が元ネタだ、このセリフは日本の戦国時代の××が言ってたやつじゃなかったか、などとツッコミながら読むのも楽しい。
歴史好きならハマるだろう。
特に三国志と日本の戦国時代のファンは――。
ただ今回読み返して気づいたのは、主人公雷(ライ)は、最初こそ元気でやんちゃな一兵卒だったけれど、出世して人の上に立つようになり為政者となってからは、かなり非情な、冷酷な面を見せるようになっていくことだ。
覇業を共にし、親友でもある軍師を、覇業成った後には遠ざけていくなど、少年誌とは思えないシビアな設定もある。
この辺りは秀吉と黒田官兵衛との関係を彷彿とさせる。
後継を産んだ側室(陽気な大阪キャラ)が、物語の後日譚として、二代目をタテに権勢を振るい悪女となっていくとか。
だから、これはゴリゴリのエンタメだけど、大人でも十分に楽しめるものになっている。
再読は不可避!
無料のうちに、是非全巻一気読みしてほしい。
最後に、このシリーズの情報をくれた吉田さんに感謝!
吉田さんは、いつも、今○○が無料で読めます、とお知らせしてくれるので、とても助かっている。
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銀河戦国群雄伝ライ 大合本が全9巻(単行本27冊分)全部買っても 380円😲いつからだろう
— 吉田直樹@チラ裏 (@copyright_ynao) 2021年4月29日
真鍋譲治先生が乱世を描く、89年連載開始の中華風スペースオペラ(雰囲気は 三国志×銀英伝×ヤマト)
1巻は0円無料なので試し読みも可能です🤗
1巻 https://t.co/cqfE7qlDVGhttps://t.co/jqJpq3bWtP
【プロフィール】
年2,500冊の漫画を読み、年に100冊の本を電子書籍読み上げ機能で聞き、片道一時間の自転車通勤を続ける日々――。
のんびり暮らすライフスタイルと、がんばらないためのライフハックがテーマ!
・食事は、たんぱく質ファースト。糖質制限中。MEC食継続中。ボトル飲みでプロテイン&メガビタミン
・電子レンジの時短料理で自炊中
・服は制服化&コンフォート命!
・断捨離後、ミニマリストに
・歴史と地理とニュースの社会科好き!