今回読んだのはコミックエッセイ。
ふたりで月2万円、3品15分の、安くて早い自炊のススメだ。
ほとんど自炊するようになってから一年はたつ。
その間、始めのうちは自炊本を読んだりしてたのだが、すぐに読まなくなった。
参考にならないからだ。
基本、料理本を出すような人は料理好きなので、手間のかかる料理や難しい料理を平然と紹介して「簡単でしょ!」て感じのものが多い。
でも、自炊初心者にはハードルが高いし、何とか出来ても、毎日の生活の中で継続していけるようなものでもない。
そんなわけで、ほとんど自炊本は読まなくなっていたのだが、本書はコミックエッセイて言うこともあって手に取った。
これが大正解だった。
料理が美味いことも、お金がかからないことも、ヘルシーであることも大切だけど、自分のような面倒くさがりにとって何よりも重要なのは「簡単であること」「時間がかからないこと」だと、しみじみ思う。
この漫画でもうたっているように、せいぜい15分程度で作れるような「スピードごはん」「時短料理」こそが自分に取って必要なものだったのだ。
自炊本を読んでも、自分にはとても無理だとため息をつくだけで終わっていたのだが、このコミックエッセイを読んだあとは珍しく動いた。
たとえば卵白のスープ。
恥ずかしながら、これまで卵黄と卵白を分けて使うという発想がこれっぽっちも無かった。
牛肉を食べるとき、スキヤキ風に卵じょうゆで食べることが多かったのだが、この時、卵黄だけにするとねっとりして美味くなり調味料としての価値が10倍ぐらい上がる。
残った卵白はスープにすればいい。
自分はさらに手抜きして、マグカップ&電子レンジでスープを作ってしまう。
このスープ、スーパーに売ってる小さな豆缶を入れてもいいし、ツナ缶やサバ缶を入れて魚介風にしても良い。
このぐらいなら自分にも出来そうで、おおいに参考になる。
とりあえず、毎朝の食事は卵白のスープを飲むのが定番となった。
その他、「味つけの方程式」を見開き2ページで分かりやすくまとめてくれてるのもありがたかった。
備忘録代わりに書いておきたい。
①万能和風ダレ
しょうゆ1、みりん1、酒1(の割合)
※チューブしょうがを加えて豚肉を炒めればしょうが焼き
②万能みそダレ
みそ2、砂糖1、みりん1、酒1
※ゴマを加えるとなお良い
③中華ダレ
中華だし1、しょうゆ0.5、酒1
④洋風ダレ
コンソメ1、酒3、塩こしょう少々
※トマトまたは牛乳を入れると味変に
影響を受けて、早速いろいろ買いこんできました。
なぜか酒は泡盛だし、コンソメは顆粒のものを買いたかったけど見当たらなかったのが残念。
バターは、バターじょうゆにしたいと思って買った。
で、休みで時間にも余裕があることもあって、炒め物を作って中華風にしてみた。
ちょっと、しょっぱかったけど、初めて中華ダシを使ったので妙な達成感があった。
このところ、豚肉のしゃぶしゃぶ風のような簡単な料理ばかりだったけれど、休日にはもうちょっとチャレンジしてみても良いかも。
そんな気にさせてくれたコミックエッセイにはお礼を言いたい。
初心者、特に面倒くさがりの人にオススメだ。
【プロフィール】
面倒なこと、嫌いなこと、やりたくないことから脱出するライフスタイルと、がんばらないためのライフハックがテーマ。
Kindle読み上げで本を聴き、宅配レンタルコミック&図書館で漫画を読む生活。
・片道1時間の自転車通勤中
・食事は、たんぱく質ファースト。糖質制限中。MEC食継続中。ボトルでプロテイン・EAA&メガビタミン。
・調理は電子レンジがメイン。
・服は制服化済み。コンフォート命!
・住まいは断捨離してミニマリストへ(団地へ引っ越す?!)
・歴史と地理とニュースの社会科好き!
これから、やりたいこと――。
・英語で読み書き
・古武術介護
・小笠原流礼法