インドアでコミュ障なため、ニートには強い憧れがある。
だからニート漫画はたくさん読んでる気がしたけれど、意外にあまり読んでないことに自分でも驚いた。
ニートな漫画、主人公が働いてない物語はたくさんあるけれど、あまりシビアな設定や痛すぎる主人公だと他人事とは思えずに楽しめないようだ。
そんな自分が何度も読み返してしまうニート漫画はこれだ。
親のスネをかじり、もちろん働かない。文句のつけようのないニートである。
ニートはたいがい一人なのだが、この兄妹はタイトルにもあるように「ふたり」であることが大きな救いになってる。
親もなんだかんだ言って理解あるし。
お母さんはちと怖いけど、働かないんだから当然だ。
このふたりはニートながら、しんどい思いをして働いてる周りの人たちを癒しているので、微妙な共生関係が成り立つ。
お兄ちゃんの方は本気になれば物書きにでもなれそう。
妹の方は……。
最新巻はこちら――。
次は、期間限定、一年間のニート。
会社がつぶれたので、思うところあって一年間何もしないことにした。
ニートと言うよりは「充電期間」て感じ。
でも、働いてない、働こうとしてないからニートかな。
生きづらいとは思いつつ、ちゃんと常識人なので、働かないことにプレッシャーを感じながらも日々過ごしていく。
基本、マジメな人ほど何もしないことは難しい……。
無職さん(この人、名前が登場しないのだ)は、一年間の充電期間を終えて、二転三転しながらも、わりとするりとまっとうな社会生活へ戻った(ように思える)。
そして、入れ替わりって訳でもないけど、これまで無職さんに社会人として圧をかけてきた友人2名が事情あって無職になるってのもおもしろい。
全くの偶然だけど、世の中、案外こんなものかもしれない。
最終巻はこちら――。
最後は古い漫画。
「ワンスアポンナタイム。まだ円が世界で一番強かった頃……」などとナレーションを入れると映画「スワロウテイル」のイントロみたいだが、これはまだ日本の景気が良くて世の中に余裕があった頃の話だ。
主人公はコースケ。
あまりニートって感じでもないけど、定期的にバイトしてる訳でもない。
大家のオバはんや檀家寺の和尚(イベント道楽!)から頼まれ仕事をしてこづかい稼ぎしてる。
でも、どちらかと言えば食べ物や酒やサービス(ライブがタダで聴けたり)が報酬で、むしろ現金でもらうよりは得してる風だ。
町内のハンパ仕事を請け負ってる。
高齢化が進んだ今こそ、こういう男が町に一人いると便利なんじゃないかと思うのだが、今時は歓迎されないんだろうなぁ。
最終巻はこちら――。
3作品全てに共通するのは金が無くても楽しく暮らすってこと。
最近だと、漫画じゃないけど「山奥ニート」と言う成功事例もある。
都市型イメージのニートと山奥、一人のイメージのニートと共同生活とのマッチングはインパクト強かった。
あと、月わずか18,000円の生活費も。
過疎化集落で頼まれ仕事をやって稼いでるのは「大東京ビンボーマニュアル」と同じ。
何にしろ、あまり金をかけずに飄々と暮らしていきたいものだ。
あまり金がかからなければシャカリキになって働かなくてもすむ訳だし。
遊ぶにも金が要るだろう? と言われるかもしれないが、当方は遊びに熱心というわけでもない。
ただ、家でごろごろしながらも本や漫画を読み、街をぶらぶらして、だらだらと生活する。
ふつうの人なら我慢出来ないような生活でも本人はのんびり出来て気楽で良いと考えてるんだから、これもある意味才能の一つかもしれない。
のんびりと、のんびりした漫画を読みたいもんだ。
【プロフィール】
面倒なこと、嫌いなこと、やりたくないことから脱出するライフスタイルと、がんばらないためのライフハックがテーマ。
Kindle読み上げで本を聴き、宅配レンタルコミック&図書館で漫画を読む生活。
・片道1時間の自転車通勤中
・食事は、たんぱく質ファースト。糖質制限中。MEC食継続中。ボトルでプロテイン・EAA&メガビタミン。
・調理は電子レンジがメイン。
・服は制服化済み。コンフォート命!
・住まいは断捨離してミニマリストへ(団地へ引っ越す?!)
・歴史と地理とニュースの社会科好き!
これから、やりたいこと――。
・英語で読み書き
・古武術介護
・小笠原流礼法