日本の都道府県を擬人化してみると――。
今回読んだのはコミックエッセイ。県民ネタだ。
最近のように何でもかんでも擬人化すればいいってもんじゃないだろうと思っていたけど、擬人化することによって分かりやすく見えてくるものはあるようだ。
確かに読んでみると秋田県は女でなければならないし、岩手県は男がしっくりくる。
兵庫県などは兵庫戦隊の5人組として擬人化される。
一つの県としてのまとまりよりは、旧国名の摂津、播磨、丹波、但馬、淡路の5地区としての地元意識の方が強い。
岐阜県に至ってはわらわらとした集団(に擬人化される)。
みんな「岐阜」でカオスな地域性らしい。どんなだ?
こんな特徴をパッと頭に思い浮かべることができるのだから擬人化というものは侮れない。
おかげで都道府県の名前と位置を何とか把握できた。
これまでは、正直、北陸や山陰あたりが怪しかった。
漫画のネタにも使われていたけど、鳥取県が島根県の右側か左側か意外と分からない人って多いと思う。
学生時代、明日が地理のテストだという時に一気読みしたかったな。
最も雑学ばかりが増えてしまって点数には繋がらなかったかもしれないけれど。
県民性については、個人的には「寝倒れの奈良(歴史ある観光地なのにホテルが少ないなどやる気が無い)」や「よだきい(面倒くさい)」が口癖の大分(九州で唯一ネコ気質)の県民性にシンパシー。
地方移住の予定はないけど、もし考えてる人は、この漫画を読んでから、どこの県が自分に向いているかを考えてみるのもいいかもしれない。
このコミックエッセイは基本ギャグ4コマだけど、各巻に描きおろしとしてシリアスなストーリー漫画バージョンも掲載されてる。
なぜ四国に何本も橋が架かってるのか、高知のよさこい祭りと北海道のよさこいソーラン祭りとの違い、石見銀山が世界遺産に逆転登録されるまでの道のり、ふるさと創成で各市町村にばらまかれた一億円をそれぞれどう使ったか? などなど。
読んだあとは自分の住んでる都道府県だけでなく住んでる地方全体への郷土愛がフツフツと沸き起こる。
この郷土愛は、頭でっかちな愛国心よりは、よっぽど確かで暖かい。
このコミックエッセイの作者は他にも地理っぽいテーマで漫画をたくさん描いている。
幸いコミックエッセイはコミック(漫画)ではなく単行本(書籍)扱いなので図書館にリクエストすれば、買うか、他の図書館から取り寄せるかしてくれる。
少しずつ読み進めていこうと思う。
ちなみにコミックか単行本扱いかはAmazonで確認出来る。今のところAmazonで単行本扱いになっていれば、まず図書館で購入や取り寄せをしてくれるだろう。
【プロフィール】
面倒なこと、嫌いなこと、やりたくないことから脱出するライフスタイルと、がんばらないためのライフハックがテーマ。
Kindle読み上げで本を聴き、宅配レンタルコミック&図書館で漫画を読む生活。
・片道1時間の自転車通勤中
・食事は、たんぱく質ファースト。糖質制限中。MEC食継続中。ボトルでプロテイン・EAA&メガビタミン。
・調理は電子レンジがメイン。
・服は制服化済み。コンフォート命!
・住まいは断捨離してミニマリストへ(団地へ引っ越す?!)
・歴史と地理とニュースの社会科好き!
これから、やりたいこと――。
・英語で読み書き
・古武術介護
・小笠原流礼法