またまたグルメ漫画を読んでしまった。今度はお寺の精進料理がテーマ。
う~ん。 ニッチ。
何度も言ってることだがグルメ漫画の細分化っぷりはハンパない。
主人公の臼井幸は名前通りに薄幸な社畜。そろそろ三十路なお年頃。仕事も人から押しつけられてるのに飲み会では忘れ去られたり。恋愛のきっかけすら無かったり。
そんな彼女がお寺ボーイズと知り合い、一緒に精進料理を作ったり、ついでに? 悩みを聞いてもらったり。そして、 いつしか生活に変化が訪れていく。
今回は7巻まで読んだ――。
それにしても精進料理の世界――。
どうしてもストイックなものを想像してしまうけど、思ってたよりは融通無碍なものだった。さすがは仏教(?)。
檀家さんからいただいた心づくしのものが肉だったら、ありがたくいただくのである。そりゃそうだ。現代だし。令和の時代だし。
それでも材料を使い切る精神は健在。
例えばナスの「うてな」を知っているだろうか?
ナスのヘタがついている部分。たいていは切り落とす。葉っぱを取り去ると、残った堅い部分が「うてな」である。
自分など、ヘタの葉っぱと一緒に捨てていたけれど、精進料理ではこれも大切な御馳走だ。
なんでも、このうてなのとげとげした部分を根気よく包丁で落としてから、こんがり揚げると何とも言えないものになる。まるでごぼうのような食感なんだそうな。
う~ん。 食べてみたい。間違っても自分で精進料理することはなさそうだけど。基本、揚げ物やらないし――。
それにしても、精進料理は淡白なものばかりと思っていたけれど、けっこう濃ゆい。
さっきのうてなじゃないけど揚げ物が多いし。
さすがに肉を食らうことはめったにないので代わりに揚げ物で満足感を得ているのだろうか。
何かと胡麻油でからっと揚げてる。
あとは「お麩」が大活躍――。
「肉じゃが」ならぬ「お麩じゃが」など肉代わりに使うことが多いようだ。
このお麩を使った「麩レンチトースト」にも驚く。
これは精進料理ならではの発想。カフェでは食べられないシロモノだ。たぶん自分は食べる機会がないだろうなあ……。
幸はお寺でこうした精進料理を食べながら、時々坊イズ相手に主に仕事のグチをこぼし、坊さんならではの仏教的アドバイスをもらう。
ようするに「説教」なのだが、すんなり受け入れられるのも、お坊さんの人徳だけでなく、美味しい精進料理を食べながらだからではないのか、とついやっかみたくな
ってしまう。自分も食べたい――。
今回読んだ7巻では恋愛模様にも大幅に進展があった。
精進料理にも物語にも期待大、だ。
最後に最新刊の8巻。読むのが楽しみ――。
【プロフィール】
夢とか夢中になれることは特に無いので、嫌いなこと、やりたくないことを回避するライフスタイルと、がんばらないためのライフハック がテーマ。
空いた時間はKindle読み上げで本を聴き(週1~2冊)漫画を読んでいく生活(週50冊)。
・片道1時間の自転車通勤中
・食事は糖質制限中。MEC食&高脂質食。ボトルでプロテイン・EAA&メガビタミン。
・ホットクック 1.0Lで自炊中
・服は制服化済み
・住まいは断捨離してミニマリストへ
・マンガと歴史好き
(特に世界史へ進攻中)
これから、やりたいこと――。
・英語で読み書き
・古武術介護
・小笠原流礼法
・楽天ポイ活
・積み立て投資