けっこう肌寒かったので、今年の秋はじめての鍋を食べた。おひとり様用の小鍋を使う。半年ぶりだ。
小鍋に昆布をしいて豚ばら肉を置きキムチをどっさり乗っけて水を入れる。調味料は無し。代わりにキムチのプラ容器に残っていた汁をかけ回す。 フタをしめて火にかけてものの10 分もしないうちに、フタの空気穴から蒸気が出始めた。
けっこう鍋って時短料理だよなあと思いながらフタを開けて中身をかきまぜる。とろけるチ ーズをたっぷりと乗せてフタをしめ、 また空気穴から蒸気が出始めた時点で火を止めて別の作業に移る。しばらく放置している間に出来上がるだろう。
そろそろ良いかな、と思ってフタを開けてみたら豚ばら肉はまだまだ生煮えだった。久しぶりなので勘が狂ったかな。
この後、思ったよりも時間かかるなあ、こんなにかかったっけ、 と思いながら待つことになる。 いったいどこが時短料理なのか?
ようやく出来上がって、 はふはふ言いながら食べる。寒い日にはやっぱり美味い。たっぷり のチーズとキムチの相性もグッド!これから冬になっていくと鍋だよなあなどと思いな がら食べていく。
しかし食べ終わってみると、 鍋にはけっこうコゲがあって洗うのが大変だったり、 吹きこぼれたガスレンジの掃除が大変だったりとなかなか面倒くさいことになった。
おまけに食べ終わった時には驚くほどの時間がかかっていた。休みの人にノンビリ食べるなら良いけど、平日の夜だと自由時間・睡眠時間に影響が出そうだ。
ここに至ってようやく鍋料理からフェイドアウトしていった理由を思い出した。 猫舌なので食べるのにやたらと時間がかかるし、後片付けも面倒くさい。
自炊を始めたばかり のころは毎日のように鍋を食べていた。材料を切って煮るだけの鍋は確かに初心者向きだった。
けれども今となっては毎日鍋料理をしていた頃の自分が信じられない。 どれだけ時間の使い方が下手だったんだろうか、と思ってしまう。
鍋からフライパンでサッと出来る料理、ホットクックを使った料理、レンチン料理へと、より簡単な時短料理へとシフトしてきたのだ。
おそらく今後鍋料理をやることはないだろう、寒い休みの日にのんびりと食べたいときぐらいか。 いや、 それも無さそう。とにかく面倒なことが嫌いなのだ。不精なひとり者には、さっと作れてさっさと食べれる料理のほうが望ましい。
久しぶりの鍋は懐かしさばかりで、 これで最後かもと思う寂しさがつのった。これも久々のキムチが妙に辛かった。
【プロフィール】
夢とか夢中になれることは特に無いので、嫌いなこと、やりたくないことを回避するライフスタイルと、がんばらないためのライフハック がテーマ。
空いた時間はKindle読み上げで本を聴き(週1~2冊)漫画を読んでいく生活(週50冊)。
・片道1時間の自転車通勤中
・食事は糖質制限中。MEC食&高脂質食。ボトルでプロテイン・EAA&メガビタミン。
・ホットクック 1.0Lで自炊中
・服は制服化済み
・住まいは断捨離してミニマリストへ
・マンガと歴史好き
(特に世界史へ進攻中)
これから、やりたいこと――。
・英語で読み書き
・古武術介護
・小笠原流礼法
・楽天ポイ活
・積み立て投資