寿司バトルもセカンドシーズン。「ワールドバトル」編となった。寿司もグローバルになったな。
手でつまめる あるいはスプーン一杯のサイズに技術の限りを尽し いかにして味の小宇宙を形成するか
それが我々料理人にとって最もエキサイティングな挑戦なのです
そしてスシは間違いなく世界で一番 洗練された フィンガーフードと 言えるでしょう!!
どこまで本当なのかは分からないけど、じっさい世界中で寿司は人気らしい。「島耕作」シリーズ でもロシアで大人気! なんてエピソードがあった気がする。もちろんロシア人が握っている。
「きららの仕事 ワールドバトル」の中では、第一回世界大会で日本代表は屈辱の一回戦負けとなった。ぜひともリベンジしなきゃならない第二回大会を前にして、日本代表を選ぶためのバトルが始まる。また個性的な、 というよりアクの強い職人たちが集まってとにかくバトる。
ファーストシーズンは「江戸前」の寿司がテーマだったのでクラシックな食材が多かったけど、今回はワールドバトルを意識して、 何でもありのネタ選びになっている。
「江戸前寿可とは」とお勉強するのもタメになったけれど、まるで回転寿司に出てきそうな珍妙な食材をどう寿司に落としこむのかを見るのも楽しい。
実際、特別ゲストでパティシエ、いや、 女性だからパティシエールか、が登場するのだが、 スイーツを作るノウハウを活かして、ふわっふわの卵焼き寿司を作るエピソードがあって、なかなか美味そうだっ た。
寿司ではデザート代わりとして最後に卵焼きを注文するってのは「大市民」の山形センセイも言っていたっけ。
ちなみに「きららの仕事 ワールドバトル」ではトマトとマンゴーをネタにした寿司でバトっていた。
ゲテモノな気はするけど、 店名と写真が紹介されていたので、実際に店で出しているメニューなんだろう。ホント、寿司もずいぶん何でもありになった。
そう言う自分も、もっぱら回転寿司専門なせいか、サーモンに薄切り主ねぎをたっぷり乗せしょうゆドレッシングを垂らした寿司なんてのが大好物で、これはちゃんとした寿司屋では食べられないよなあ、などと言いながらパクついている。
近所のお惣菜屋で売ってるアボカドの太巻きも大好物だった。 値段高いけど。グローバル化はローカルな街でも着々と進行中のようだ。
寿司ネタだけでなく、バトル参加者たちが繰り出す握りのテクニックも凄まじい。
「本手返し"零式"」「遠呂智(おろち)」、「新・石塔返し"天雷"」、必殺技のオンパレードだ。
一体どうやって握っているのか絵だけでは定かじゃないが、手と手の間に寿司を浮かせて回転させているように見える。ここまでくると、もはや超能力に近い。
まるで往年の車田正美の漫画だ。
これだけのジャンプ王道バトルを繰り広げているのに、尻切れトンボに終わってしまったのは何とも残念!
ワールドバトル編のはずなのに、 国内予選で終わってしまったのだ。
最終回を迎えて、いきなり 2年後になっており、 日本が優勝していましたというラスト。今度はまるであだち充の「タッチ」だ。ジャンプとあだち充はミスマッチ過ぎる。最悪のマリアージュだ。
人気無かったのかなあ? けっこう楽しく読んでたんだけど。
主人公きらら(女性)と国境なき医師団の医者との遠恋や、きららとその父その祖父三代に渡る因縁の闘いなど気なる伏線も消化不良に終わったし、海外のライバルたちも解説役だけで終わってしまった。
変わりネタも面自かったし、 きららの日指す 「 江戸前寿司の未来形」も見たかった。もっと続いて欲しかった 作品だ。
【プロフィール】
夢とか夢中になれることは特に無いので、嫌いなこと、やりたくないことを回避するライフスタイルと、がんばらないためのライフハック がテーマ。
空いた時間はKindle読み上げで本を聴き(週1~2冊)漫画を読んでいく生活(週50冊)。
・片道1時間の自転車通勤中
・食事は糖質制限中。MEC食&高脂質食。ボトルでプロテイン・EAA&メガビタミン。
・ホットクック 1.0Lで自炊中
・服は制服化済み
・住まいは断捨離してミニマリストへ
・マンガと歴史好き
(特に世界史へ進攻中)
これから、やりたいこと――。
・英語で読み書き
・古武術介護
・小笠原流礼法
・楽天ポイ活
・積み立て投資