今回は水難救助隊の漫画。舞台は海辺ではなく川辺になる。
レスキューものは消防士から海上保安庁まで一通り出そろったと思ってたけど、まだそういうジャンルがあったのか、と軽く驚いた。
ちなみに主人公の所属は消防署。川沿いでの消防・防災活動にあたる。 このような部署は都内に数ヶ所あると言う。 知らなかった。 かなり地味な存在だ。川から上がると地元住民に「海猿さん?」などと言われてしまったりする。 しかしれっきとした消防士なのだ。こういうお仕事もあったのだ
消防時にはポンプ船で川から水を放射し、時には、川の欄干によじ登り悪ふざけして川に落ちた若者を救助に向かう。
東京の川などのんびりと流れているように見えるけれども、ロープを張ってしがみつかな いとあっという間に押し流されてしまうぐらいの水圧がかかるし、川底はヘドロにまみれている。
初めて川にもぐったものはたいてい川の水を飲んでしまうので正露丸が必需品らしい。
さらには警察に頼まれてコンクリ詰めの死体も探す。 川底に長時間放置されるといい加減なコンクリではヒビ割れて死体がグズグズになってしまう。川もなかなかぶっそうな世界だ。
実際、主人公は川沿いの建物でレスキューしていたとき、消防服のまま川に落ちて死にかける。ただでさえ着衣で水の中に落ちると浮かび上がるのが大変なのに、 あの重そうな消防服で落ちたら……。よく命が助かったなあ。
最近はやたらと災害が身近になった。関東に住む自分も、去年は台風19号で大騒ぎしたし、 今も九州では大型の台風10号が通過中だ。
川が氾濫したら自衛隊が救助に来るのかなとぼんやり考えていたけれど、 消防署のレスキューも活躍してくれるのだろう。彼らはまぎれもなく身近なヒーローだ。
そういえば山岳救助隊の漫画もあったなあ。主人公はボランティアみたいだったけどー―。
異世界に転生して活躍するヒーローよりも、日常生活の中で自分を助けにきてくれるかもしれないヒーローの活躍をもっと漫画で読んでみたい、と思う。漫画を読むことで災害時のシミュレーションになるかもしれないし。
レスキューをテーマにした漫画はまだまだありそうだ。 もし存在するのなら全部読んでみたい。
あと、防災とはちょっと違うけど、保健所の人たちが普段どのような勤務をしているか、今回の新型コロナウイルスでどれほど大変だったのかを漫画化した作品を読んみたい。 これは世界的なパンデミックに立ち向かう勇者たちの物語になるはずだから。
【プロフィール】
夢とか夢中になれることは特に無いので、嫌いなこと、やりたくないことを回避するライフスタイルと、がんばらないためのライフハック がテーマ。
空いた時間はKindle読み上げで本を聴き(週1~2冊)漫画を読んでいく生活(週50冊)。
・片道1時間の自転車通勤中
・食事は糖質制限中。MEC食&高脂質食。ボトルでプロテイン・EAA&メガビタミン。
・ホットクック 1.0Lで自炊中
・服は制服化済み
・住まいは断捨離してミニマリストへ
・マンガと歴史好き
(特に世界史へ進攻中)
これから、やりたいこと――。
・英語で読み書き
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