話題作となった「ドラゴン桜」もセカンドシーズンとなった。
ファーストシーズンでは受験生だった水野(元祖ビリギャル?)が今度は教える側に回る。世代交代が進んでいる。
新世代の受験生は、「バカはきまち」をしめて勉強合宿をやった旧世代と違って、令和にふさわしいあっさりタイプだ。
勉強の方法もアップデートしてる。 「がんばる」は原則禁止、Twitterを使って英語で発信などスマホを活用するなど(けっきょく「バカはちまき」は使うのだが)。
スマホ活用では、 無料オンライン教育サービスの「スタディサプリ」も取り上げられていた。新型コロナウイルスの影響でこうしたサービスもますます増えていくのだろう。受験の風景も代わっていくなあ……。
「ドラゴン桜」では個性的な先生たちがいて、 こちらも楽しみだったのだが、 セカンドシーズンでも渡辺直美キャラなど印象的な先生たちが登場する。
中でも印象的なのは 国語の教師「太宰府治」センセイだ。
もろ 「太宰治」パクリなのだが、気持ちのアップダウンが激しかったり、妙に決めポーズにこだわったりとキャラが立っている。
メンタルがダウンしてしまったときなど、 思わず水野だけでなく生徒たちまで思い切り心配してしまう。リアル太宰もこんな感じで女たちを惹きつけたのかも。
太宰府治センセイはキャラだけでなく、 教える勉強法も素晴らしいのだった。
このように 全ての教科で
求められているのは
言い換える力 なのです!「言い換える力」
「つまり」何?
「例えば」何?
「要するに」何?
なるほど「読解」=「要約」・「言い換え」なのか。そう言われるとスッキリする。よく頭の良い人、それこそ東大に合格するような人は教料書しか勉強しないなどとたまに開くけれど、 そんな人は教科書を読みこなし要約して自分のものとしていたのだな。
そして、少なくとも東大の受験問題は国語に限らず他の教科でも問題の要求するところは、 けっきょく要約や言い換えなのだ、という話は説得力があった。だから国語力がアップすれ ば、他の教科の成績も上がる、 と話は発展していく。
それにしても高校生の時にこんな漫画を読んでいれば、 もしかしたら東大に、 いや、 いくらなんでも東大は無理としてもう少しマシな大学に? という妄想がわいてくる。こんな風に、まるでゲームをクリアしていくように受験勉強を攻略できたらなあ、 と。
もちろんそれは大きな間違いで、ドラゴン桜以前にも、 受験をゲームのようにとらえて、楽しみながらクリアしていた人間は確実にいたのだ。
「気の持ちようだ」と言ってしまえば身もふたもないけど、 困難に立ち向かったときにぐだくだと悩んでばかりで「受験勉強がいったい人生の何に役に立つのか」などと現実逃避 するよりも、ゲーム感覚で取り組んでクリアして成功体験を積み重ねていく方が、 その後の人生は大きく変わってくる。
「ドラゴン桜」 シリーズは、そんなことを漫画化して、説教くさくなくエンターテイメントとして楽しませてくれる 貴重な作品なのだ。
【プロフィール】
夢とか夢中になれることは特に無いので、嫌いなこと、やりたくないことを回避するライフスタイルと、がんばらないためのライフハック がテーマ。
空いた時間はKindle読み上げで本を聴き(週1~2冊)漫画を読んでいく生活(週50冊)。
・片道1時間の自転車通勤中
・食事は糖質制限中。MEC食&高脂質食。ボトルでプロテイン・EAA&メガビタミン。
・ホットクック 1.0Lで自炊中
・服は制服化済み
・住まいは断捨離してミニマリストへ
・マンガと歴史好き
(特に世界史へ進攻中)
これから、やりたいこと――。
・英語で読み書き
・古武術介護
・小笠原流礼法
・楽天ポイ活
・積み立て投資