「フットボールネーション」の最新刊、第15巻発売に伴い、第 14 巻までイッキ読みできるサービスを 「マンガワン」でやっている。
ほんとに有難いサービスで、どうも「フットボールネーション」の新刊が出るたびに同じことをやってくれている。つまり、今度、第16 巻が発売されたら、第15巻までイッキ読みサービスをやってくれそうなのだ。
これは「マンガワン」だけでなく、作者の理解がないと出来ることではない。 おそらく、作者は金儲けよ りも広く読者に読んでもらいたい、と思っている。
広く読んでもらって、日本が少しでもサッカー先進国 (フットボールネーション)になることを望んでいるんだろう。
何よりもサッカーが好きで日本のサッカーが強くなってほしいという熱意が伝わってくるので、この異色なサッカー漫画が大人気となって受け入れられているのだろう。
実際このサッカー漫画がどれくらい異色かと言うと、この14巻では、いよいよ天皇杯の決勝戦、クラ イマックス、そろそろ最終回も近いのかと、つい余計な心配をしそうになるほどの大詰だ。
それにもかか わらず、決勝戦は実に淡々と進行している。 グラウンドでの戦いよりも、ピッチ外で監督がマネージャーに教え論している「解説」の方がメインなのだ。 YouTubeではゲーム実況をしながら解説をしている動画を流しているらしいが、それを漫画化すると、こ んな感じかも。
ゲーム実況の動画がかなりウケてるぐらいだから、このようなサッカー解説漫画も人気が出るんだろうか?
監督=サッカーのプロフェッサーの講義は、睡眠時間の大切さ、練習後30分以内に食事を摂ることの重要さなど細かい所まで、さらに呼吸にまで。
なにしろ選手に良質の睡眠をとらせるために、わざわざ合宿までやるのだから念がいっている。猛練習のためでも必殺技をマスターするためじゃないのだ。あくまで睡眠のため。その日に練習したことは睡眠をとることによって脳に定着する。なるほど。
食事だって、練習後30分以内にせめて果物だけでも摂れればそれだけでずいぶんと違う。
睡眠や食事にまでこだわって啓蒙しようとする作者の本気度をひしひしと感じることができる。
個人的に一番おもしろかったのは、一流のサッカー選手はお腹がぽっこり出ているように見えること、腹筋がバキバキに割れているのはNGなのだ、と言うこと。
なまじ6パックに腹が割れていると横隔膜(膜と言ってるが実は筋肉)が自由に動かず呼吸がイマイチになってしまう。みせかけの筋肉では使い物にならない。
これは自分の乗っているロードバイクの世界でも同じことで、ツール・ド・フランスなどでも、一流選手は一見、腹が出ているように見えて、??? となる。回答はこちらの本に書かれている。
サッカーでもロードバイクでも、基本的な身体の使い方は同じなんだなあ。
では、横隔膜をフルに使った正しい呼吸法とは、どのようなものであるか?
ヒントは、正しい呼吸法が出来ていると、お腹だけでなく、背中側の腰のあたりも膨らむ感触があるそうな。
試しに自分の身体に触りながら呼吸してみたけど、背中側はさっぱり膨らんではいなかった。ぜひ、詳しく解説してほしい!
最早、サッカー啓蒙漫画から日本人のための身体の使い方教室になりつつあるこの漫画。14巻だけでな く、15巻もすぐに買って読みたくなってしまう。
最後に、この呼吸法についてネットで検索してみたら、こちらの本がネタ本のようだ。
「IAP呼吸法」、面白そうだ。さっそく購入。後日、レビューしたい。
【プロフィール】
夢とか夢中になれることは特に無いので、嫌いなこと、やりたくないことを回避するライフスタイルと、がんばらないためのライフハック がテーマ。
空いた時間はKindle読み上げで本を聴き(週1~2冊)漫画を読んでいく生活(週50冊)。
・片道1時間の自転車通勤中
・食事は糖質制限中。MEC食&高脂質食。ボトルでプロテイン・EAA&メガビタミン。
・ホットクック 1.0Lで自炊中
・服は制服化済み
・住まいは断捨離してミニマリストへ
・マンガと歴史好き
(特に世界史へ進攻中)
これから、やりたいこと――。
・英語で読み書き
・古武術介護
・小笠原流礼法
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・積み立て投資