西村しのぶ作品を再読中。
中には未読も1~2冊。
もともと寡作な作家。年に1~2回、作品リストを見て新刊が出たら読む。ついでにシリーズ頭から読み直す。
寡作な作家との付き合い方は、これぐらいユルい方が良い。
Amazonのレビューを読むと、やたらと辛口のコメントが多くて驚くけど、そこまで言うなら読まなきゃいいのに…、てものばかり。
つまらない作品リストはとっととスルーして、折角読む作品はとことん楽しもう!
また、来年の年末年始あたりになったら新刊チェック&再読かな。
取りあえずまだ読んでないのが2冊あったのでこれから読むつもり。2冊とも2019年刊行。この作者の場合、がんばった方です。
エッセイコミックの「下山手ドレス別室」。新刊が出るのは5年ぶりのようだ。早く読みたい――。
さて、再読した中から「砂とアイリス」1~2巻。今回のシリーズの舞台はなんと発掘現場、テーマは考古学!
たった1m掘り下げただけで縄文時代!!
おもしれー‼
たまらんよな!
意外過ぎる分面白くく読んだ。
発掘は一度体験したことがあるけれど、発掘したものが未整理に塩漬けになってるバックヤードは未体験。
整理整頓にもセンスの有る無しは出る。テプラの鬼、ラベリングの魔女となる主人公が前向きすぎておかしい。
豆乳飲みながらスーパーカブで発掘現場へ通うのが、この人の絵だとお洒落に見えるから不思議だ。
西村しのぶ作品には、袖カバーを付けてがま口財布を持つ税務署職員が出たり(公務員!)、蜜柑栽培を志す美人(水商売、ケリーのバッグ所有)が出てきたり(第一次産業!)、年末年始にパートナーの実家に帰省して海で密漁したりする。
とても地味な世界をエレガンテな絵で描く。
そして、妙に、ローカル。
地に足が着いてるんだかどうなんだか。華麗なるマイルドヤンキーの世界なのかもしれない。
よくよく考えると不倫だったり、二股だったり、水商売の夜の世界だったりするのだが、ガタイの良い女たちが大口を開けて「あーはっはっ」と豪快に笑ってると、作中のヘタれ男子のように圧倒されてしまうのである。
さて、これからは「RUSH」を再読していく予定。海で釣り上げたシュモクザメを自慢げに自分の娘に見せてトラウマを作ってしまう「まぶたの父」に、また会える……。
【プロフィール】
がんばらないライフスタイルとそのためのライフハック がテーマ――。
・物より面倒を減らすミニマリスト
・食事はMEC食、糖質制限、高脂質
・服は制服化済み
・住まいは断捨離中
・片道1時間の自転車通勤継続中
・マンガと歴史好き
最近、取り組んでいるもの――。
・音声入力
・耳活(Kindle読み上げ)
・Excel自動化
・漫画化計画
(エンタメ、入門書、情報収集すべて漫画で)
・徒歩通勤
これから、やりたいこと――。
・古武術介護
・小笠原流礼法
・競歩
・積み立て投資