今回は動物行動学。
「動物のお医者さん」もそうだったけれども、大学の研究室って、妙な研究をやっていて、教授や院生に変人がいたりして面白いところが多かったりする。
特に文学部で本ばかり読んでいた自分と違って、理系の学問というのは、実験やったりフィールドワークに出たり、研究室に何日も泊まりこんだりと、なかなか楽しそうだった。
まぁ、実際には大変そうで自分にはとても勤まらなかったと思うが……。
ここ 烏丸研究室は小型記録計 データロガーを使って海洋動物の行動測定をする研究室だ
要するにカメやクジラや鳥などにGPS&カメラを取り付けて後ほど回収しデータから動物の行動を探るものだ。
まず、主人公は船でクジラに近づいてロガーをクジラに取りつけるところから始めなければいけない。
う~ん。クジラを間近で見る機会なんて、なかなか無いから想像出来ないが体当たりで吹っ飛ばされたりしないもんだろうか?
主人公が海の中でクジラと目を合わせてしまい思わず魅入られそうになるエピソードがあったけれど、これ、「海獣の子供」でも似たようなシーンがあったなあ。
クジラって知能が高いらしいし、なんだか哲学的な感じ。存在そのものが。王蟲のような(笑)。
測定器「ロガー」の回収も一苦労。ロガーの発する信号をキャッチするために高いところ、富士山にまで登ったりする。海洋動物学なのに?!
こうして苦労して回収したロガーからは、クジラが思っていたよりも深く潜っていたり(東京タワーよりも!)、時にはダイオウイカとのバトルの映像が映っていたりする。面白そうだな~。
もちろん研究は大変だし、主人公は海に落ちてしまったショックで海へ出られなくなってしまったりするし、研究者同士の恋愛は遠恋で壊れたりするし(求愛行動はカツオドリのように珊瑚を渡す?!)、自分が本当は何をやりたいのか分からなくなったりもする。
それでもこの作品が魅力的なのは、本が好きで本や漫画ばかり読んでいた子ども時代に憧れた、ドリトル先生やニルスの冒険やティコ(これは観てない)の世界がリアルワールドでも実現していたと思えるからだ。
正直、動物になんて別に興味がないし、動物園なんて臭いだけだと思うたタチだけど、クジラだけは一回見てみたい、小笠原あたりまでホエールウォッチングに出かけてみようかと思ってしまった。
あ、あとウミガメの産卵も見たいな~。
全4巻――。
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