らくだのライフハック

猫のように丸くなって暮らしたい

─セミリタイアして本とマンガの日々─

【漫画で軍師】おっちょこちょいな黒田官兵衛。幽閉されたり失言したり。

 

軍師 黒田官兵衛伝 1 (ジェッツコミックス)

軍師 黒田官兵衛伝 1 (ジェッツコミックス)

 

 

今回は黒田官兵衛もの。4巻までを読んだ。

 

軍師 黒田官兵衛伝 4 (ヤングアニマルコミックス)

軍師 黒田官兵衛伝 4 (ヤングアニマルコミックス)

 

 

 

この作者のは、しばらく前に信長ものを読んだばかり。こちらは最新刊。

 

信長の忍び 16 (ヤングアニマルコミックス)

信長の忍び 16 (ヤングアニマルコミックス)

 

 

 

その他、真田一族や伊達政宗も描いている。

 

真田魂 1 (ジェッツコミックス)

真田魂 1 (ジェッツコミックス)

 

 

政宗さまと景綱くん 1 (SPコミックス)

政宗さまと景綱くん 1 (SPコミックス)

 

 

 

たまたま大河ドラマになったこともあって(と言うか大河ドラマになったから描くチャンスがめぐってきた?)、描きすぎでは? と思わないでもなかったけれど面白いのだからしょうがない。

 

 

4コマ漫画と歴史は意外な組み合わせだけど、信長=甘党、秀吉=丈夫、家康=脱糞など特徴的なキャラづけや小ネタが満載で楽しく読める。

 

この作者の漫画で、戦場では、こんな侍大将が活躍してるのか、と知ったこともある。これまでは歴史小説にあまり出てこなかったけれど、現場=戦場で名前を売っていた者もいたのだ。

 

 

ちなみに、この作品の黒田官兵衛のキャラづけは、家伝の目薬売り、愛妻家、せっかちで準備不足、口が悪いなど。

 

黒田官兵衛は主君にハメられて荒木村重に幽閉され、片足が不自由になってしまったりするのだが、このキャラだったら納得できる気がする。信長が死んだときに、秀吉に失言したとされてるのも頷けるし。

 

 

実を言うと、以前、司馬遼太郎大先生の黒田官兵衛ものを読んだことがあるけれど、頭が良いはずの軍師が何であっさり騙されるのか、今ひとつピンとこなかったのだ。

 

新装版 播磨灘物語(1) (講談社文庫)

新装版 播磨灘物語(1) (講談社文庫)

 

 

 

そういえば、以前読んだ孫子ものでも、軍師なのにライバルにハメられて両足を切断されている。軍師って、足元が隙だらけなの?

 

 

いくら智謀を謳われても、足が不自由になるのはごめんだよなぁ。

 

 

さて、「軍師 黒田官兵衛伝」で一番印象的だったセリフ。

 

世の中には天下を誰が治めるかなど些細な事と考え…

 

播磨をよそ者に好きにさせたくない
馴染みの深い者と共に戦いたい

 

それだけのために命を賭ける者が大勢いるのだ

 

 

これは黒田官兵衛の妻の父親のセリフ。このあと彼は毛利方について敵味方になってしまう。

 

この時代、本気で天下統一を狙っていたのは信長くらいだと言う話だし、ほとんどの人間はこんな感じだったんだろう。

 

そういう自分でも、戦国時代のことならいくらでもツッコめるけど、これが職場の話だったら、仲の悪い奴と組んでまで何かプロジェクトを立ち上げようとまではしないしね。

 

 

小ネタの中で掘り出し物だったのは、宇喜多直家。毒殺・暗殺が趣味という凄いキャラづけ。

 

毒殺がお家芸と言うと、なんとなくボルジア家を連想させる。

 

チェーザレ 破壊の創造者(1) (KCデラックス)

チェーザレ 破壊の創造者(1) (KCデラックス)

 

 

 

ちなみに、斎藤道三松永久秀と合わせて戦国時代三大梟雄らしい。そんな「三大」ものがあったとは知らなんだ。

 

 

陰謀家で弟からも信用されない人間のくせに、作中では意外と愛妻家。その一方で自分が死んだあとは豊臣秀吉の側室になるよう示唆して、お家の存続をはかっている。

 

身内は暗殺・毒殺するけれど、部下思いで領民にも優しかったようだ。

 

「宇喜多」と言うと関ヶ原の戦で負けて八丈島へ流された宇喜多秀家しか知らなかったけれど、父親はずいぶんファンキーだったんだね。

 

 

さて、「軍師 黒田官兵衛伝」ではすでに信長は本能寺で死んで豊臣秀吉が天下取りに向けてばく進中。

 

出来れば、関ヶ原の合戦あたりまでは続けて欲しい。

 

関ヶ原合戦中、黒田官兵衛は九州を平定しており、もし関ヶ原合戦が長引くようなら九州から得意の大返しをして中央に攻めこんだのではないか、と言われている。

 

司馬遼太郎の「播磨灘物語」では、この辺りを実にあっさりと書いており、官兵衛がどんな気持ちだったのか、いまいち分からなかった。こちらは最終巻――。

 

新装版 播磨灘物語(4) (講談社文庫)

新装版 播磨灘物語(4) (講談社文庫)

 

 

 

歴史ものを読んでいると、「その後どうなったのか?」を詳しく知りたい欲求に駆られることが多い。

 

「軍師 黒田官兵衛伝」の官兵衛は、日本一の権力者(つまり秀吉)に恐れられる軍師になることが目標らしいし、実際に秀吉が夜話で自分が死んだら官兵衛か天下を取ると発言した史実はあるようだけど、それだけで終わってしまうのはもったいない。

 

最後の最後まで天下を取ろうとあがく野心家官兵衛が見てみたい。

 

 

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