プロ野球をマネー、経済の面から切り取った作品として有名だ。今回は再読。シリーズもすでにサードシーズンに入っており、最新刊まで一気読みする予定。とりあえず、ファーストシーズン、読了だ。
セカンドシーズンはこちら――。
サードシーズン――。
さて、ファーストシーズンの話に戻ろう。
プロ野球という勝負の世界、筋書きのないドラマの世界に経済の視点を持ちこんだことで話題になったことはさっきも書いたけれど、改めて再読一気読みしてみると、ラストの方、第15~17巻あたりが一番面白かった。
主人公の凡田は「そこそこ」で二流のセットアッパー。活躍しても、チームの給料高で言えば6番手の選手。球団は5番手までを一流とみなして年俸をはじき出したため、凡田はワリを食ってしまう。
ここからが怒濤の展開で、代理人の暗躍、メジャー指向ないのにポスティングシステムに手を挙げる、心ならずもメジャーへ、そしてメジャーリーグの契約のシビアさ、メジャーの縫い目の山が高いボールを使ってドローンカーブを武器にサバイバル出来るか、 などなどが次々と襲いかかってくる。そして大物メジャーリーガーの復帰が凡田にも影響を及ぼして……。
公私ともに意外な着地点を迎えることになる。こちらは最終巻――。
ポスティングシステムと言うのもイマイチ謎だったけど、読んでみて、ようやく分かった。「ポスティング処女」は一度やってみたくなるという球団側の心理には笑ったな。まあ、確かに。
一番、印象に残っているのは、実は代理人のダーティ桜塚(すごいネーミングだ)で、野球選手という商品の売り方・値段の釣り上げ方がよく分かる。下手なビジネス本を読むよりもタメになるんじゃなかろうか。グローバルな「ナニワ金融道」かな。
知らなかったが「新」シリーズ始まってた――。
リターンも?
代理人の話に戻るけど、昔むかし、トムクルーズ主演の代理人の映画を観たことがあったけど、あれは正義の味方の代理人で、まぁ、いまいち綺麗事すぎてた。
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出来ればダーティ桜塚を主人公にしたスピンオフ連載を強く望みたい。大人なんだし、暗黒面やリアルな現実を観てみたいんだよ。
それにしても、プロ野球選手が引退した後のシンドさは想像を絶する。これじゃあ、金にこだわるのも無理ない。フリーエージェントする選手に「しょせん金だよ」なんて、とても言えない……。
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