今回読んでみたのがこちら。ちょっと珍しい4コマ形式での歴史漫画だ。
大河ドラマにもなってすっかり有名になった真田一族。結果的に真田幸村こと信繁が大阪の合戦で有名になったけど、信濃の国のごく一部の小さな土地を守るために激しい戦いを繰り広げていた。
それにしても、真田が持っていた土地を改めて地図で見せてくれたのだが、極端に東西に細長くなっていた。あっさり分断されそうだ。ただでさえ周りは強敵たちに囲まれているというのに。
第1巻では英雄武田信玄に仕えて、二代目の武田勝頼が武田家を滅ぼすまでを描いている。
印象に残ってるのは長篠の戦いのエピソード。実は武田方でも鉄砲を用意していたとは知らなかった。
ただ絶対的な量が織田方より劣っていた。
鉄砲の弾も鉛で出来ているものが望ましかったけれど、重たい鉄の弾しか用意できず飛距離が伸びなかったそうだ。
火薬も十分な量がなかったので、ろくに練習できなかったと言う。
確かに鉄砲なんていきなり使えるものでもない。十分に練習しなければならず、そのための火薬や鉄砲の弾も必要になるわけだ。練習のことまで考えたことなかったなぁ。
そして第2巻では、武田家が滅びた後の、真田家の寝返りの連続がつづられる。
織田→北条→徳川→上杉。いくら何でもやり過ぎ。
ひとつ寝返るもふたつ寝返るも同じかなー
なんか楽しく、なってきました
そして、信繁の人質生活も転々とする。徳川家康にも負けないくらいの忍耐っぷりだ。
わかりました
上杉家に行きます
織田家 木曾家を渡り歩いた「人質の達人」の私にお任せを!
やな達人に、なっちゃったなー
以前、池波正太郎さんの「真田太平記」を読んだことがあるけれど、この辺りのことはあまり詳しくは書かれていなかった気がする。
きっと池波さんは真田家の良い面を書こうとして、寝返りや人質のことはソフトに書いておいて、その間は忍者バトルを全面に押し出していたのだろう。
「真田魂」のように後発の歴史ものは、先に有名な作品があると、違う視点から書こうとしたり、前作には載ってなかった知識を加えようとしてくれる。
併せて読もう!
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