今回読んだのはこちら。
9巻まで一気読みした。
三国志と言うと、どうしても横山光輝先生の全60巻を思い浮かべてしまうのだが、こういう切り口があったのか~。
三国志 (60) 蜀漢その後 (希望コミックス (181))
- 作者: 横山光輝
- 出版社/メーカー: 潮出版社
- 発売日: 1988/11/20
- メディア: コミック
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この横山三国志にも出てきた「木牛流馬」と言う輸送に使う一輪車は、このヨメの発明だったそうな。
醜かったとも、醜いふりをしていたとも、実は外国人だったとも言われて、どんな人だったかはよく分かっていないけれど才女だったことは間違いないようだ。この漫画では特に工作方面の才能に秀でた人という設定になっている。だから一輪車なのね。
ちんちくりんで孔明がロリに見えてしまうヨメも面白いけれど、若き日の孔明も負けず劣らず面白い。頭は良いけどコミュ障でヘタレな感じ。なんだか親しみが持てる。
水鏡先生や徐庶や龐統など仲間達とチームを組んでの活躍も微笑ましい。どうも横山三国志の孔明は完璧すぎた。孔明とヨメちゃんの不器用なラブっぷりも横山三国志の孔明の顔を思い浮かべながら読むと思わず顔がゆるむ。
作者は三国志の大ファンで中国を何度も訪れている。取材旅行というよりはほとんど趣味の領域だろう。漫画の合間合間に旅行記のエッセイコミックや当時の中国の風俗スケッチが挿入されているけど、それらを読むのも楽しい。
龐統に関する史跡がほとんど残ってないと言うレポートには作者だけでなく自分も悲しくなった。結構好きなんだけどな。ナマケロなところが。横山三国志での扱いもひどかったしなあ。
曹操と軍師の郭嘉(かくか)が塩と鉄を媒介とした経済戦争を仕掛けてきて、孔明チームが撃退するエピソードも興味深い。
どこまでが史実かよくわからないけど、歴史を、「銭」をどう使ったか、どう解釈していたかで見直すと意外な一面が見えてくるようだ。
銭については「キングダム」でも興味深く取り上げられていた。最近の歴史漫画の流行なのかな? でも経済本を読むよりもわかったような気がする。どんどんやって欲しい。
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それから、郭嘉は曹操初期の頃に活躍したけど、早くに亡くなってしまったらしい。曹操が惜しむ才能の持ち主だったようだ。
横山三国志にはほとんど出てこなかった人物なので、そういうことを知ることも嬉しい。それに、三国志で1番好きなのは最後に生き残った司馬懿仲達なので蜀よりも魏のファンなのだ。
今度は「魏」サイドから見た三国志も読んでいくつもり。こちらのシリーズも途中までしか読んでなかった。もうすでに完結してた。曹操サイドから見ると三国志もまた違って見えてくるかも。
結構前、司馬懿仲達が主人公じゃないけどラスボスになってる漫画が月刊少年マガジンあたりで連載してなかったか、と探してみたら、それは見つからなかった代わりに別の漫画、司馬懿仲達を主人公にしたおバカ漫画が見つかった。まあ、読んでみるかな。結構、巻数、重ねてるし。
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あとは「呉」サイドから見た漫画を読めば完璧だ! あるのかな?
歴史ものは、すでに起こってしまったことなので、全編ネタバレと言う宿命があるけれど、どのような角度から見るか、どう解釈するかで見え方が違ってくるところが面白いところ。三国志も例外じゃない。しゃぶりつくすまで楽しまねばね!
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