Moonlight mile を再読した。
Moonlight Mileは、自分の脳内では、第1巻から第16巻の途中までが第1部。第16巻の途中から第17巻の途中までがインターミッション。そして第17巻の途中からが第2部となっている。
インターミッションはインドとパキスタンでの核戦争が行われた物語を描いていて、とてもリアル。終戦記念日のニュースを聞いていたせいか、このインターミッションを読みたくなって再読したのだ。
これで勢いがついてしまったのか、その後、第23巻まで第二部を一気読みした。そして今度は第1巻から第15巻までを読むことになった。
いやーやっぱり面白い。インターミッション の核戦争ストーリーもリアルだったけれど、第1部の宇宙開発ストーリーも負けずにリアルなのだった。
これは映画のシンゴジラで役人や政治家の対応がリアルだというのと同じタイプのリアルさかな。
ブルーワーカーという肉体労働者として宇宙を目指す主人公、軍隊がリードする宇宙開発、次世代のエネルギー開発を唄いながらアメリカが世界の覇権を握ろうとする現実、民族間のバランスを考慮して選抜されるアストロノーツ、これから自分が月で産むムーンチャイルドを日米間の取引の材料にしようとするバリキャリ。
宇宙という究極のSF空間を舞台にしていても、実際に行われる群像劇は生臭い。
同じく宇宙つながりで読んだのがこちら。
Moonlight Mile がリアルで男臭かったのに比べると、こちらはずっと令和風というかアニメっぽいというか。
天然なヒロインとツンデレな脇役、ユルいボケと欠かさず行われるツッコミ、意表を突く設定、面白さのテンプレートを全部ぶち込んだような感じ。
キャンプ中突然宇宙空間に放り出されてしまうんだけれど、なぜこのメンバーが選ばれたのか、目的地が実はどこだったのか、どんでん返しが二転三転して飽きない。こっちも続きが楽しみだ。
普段は歴史ものを読むことが多いので、ついつい過去に目がいってしまうけど、その反動なのか、時々未来の話・宇宙の話を読んでみたくなる。これからもちょくちょく読んでいくだろう。
あ、そうだ、「宇宙兄弟」も読まなきゃ。