らくだのライフハック

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─セミリタイアして本とマンガの日々─

【漫画化計画】はた迷惑な英雄アレクサンドロス大王を漫画で読む


世界の歴史の学習漫画のシリーズが図書館にあったので少しずつ読んでいる。今回は第2巻。古代ギリシャからアレクサンドロス大王、そしてローマ帝国とイエスキリストまで。

 

世界の歴史 2 アレクサンドロス大王の帝国 (集英社版・学習漫画)

世界の歴史 2 アレクサンドロス大王の帝国 (集英社版・学習漫画)

 

 


この手の学習漫画はスタンダードなエピソードを並べたダイジェスト版みたいなもんだけど、本書ではアレクサンドロス大王が東方遠征をした時の、兵士たちが嫌がる様子を必要以上に描いていて思わず笑ってしまった。


まあそりゃそうだ。まだ地球が丸いということも分かってなかった時代だ。平凡な人間からしたら何でインドくんだりまで行かなきゃならないのかということだ。


歴史に名を残すような英雄は狂気にも似たモチベーションで大事業を成功するけどワークライフバランスについては考えたこともないだろう。実際アレクサンドロス大王疲労のため若いうちに死んでしまった。

 


学生の頃は 英雄の格好良さばかりに目が行ってしまっていたけれど、社会人になってからはヒーローに引きずられてしまう名も無き人々の方にも目がいくようになった。


会社でも、いくら有能とは言え、部下をこき使う上司は傍迷惑だ。何でそこまでやらなきゃいけないんだよ、一定の成果は出してるんだからいいじゃないか、と言いたくもなる。

 


アレクサンドロス大王とその時代について理解しようとしたら、強い援軍がある。押しも押されぬ人気作品だ。

 

ヒストリエ(1) (アフタヌーンコミックス)

ヒストリエ(1) (アフタヌーンコミックス)

 


実際の主人公はアレクサンドロス大王の書記官と言うシブい役どころだ。実在の人物らしい。


ヒストリエはちょうど主人公がマケドニアに到着してアレクサンドロスを見かけるところまで読んでいた。アレクサンドロスは二重人格っぽい設定。このあたりが東方遠征への強い情熱につながっていくんだろうか。

 

 


しばらくご無沙汰している間に最新巻が11巻にもなっていた。早速 DMM のレンタルコミックのバスケットに入れておく。レンタルコミックなのでこっちの最新刊は10巻までだ。これを機会に、1巻から読み直そう。

 

 


漫画を読んでいて楽しいのは好きなシリーズにいつのまにか続刊が随分出ていて、最初から最新刊まで一気読みすることだなぁ。

 

 

ヒストリエの作者のつながりでもう一つ思い出した。

 

ヘウレーカ (ジェッツコミックス)

ヘウレーカ (ジェッツコミックス)

 


ヒストリアのプロトタイプみたいな作品だ。舞台はハンニバル率いるカルタゴ軍とローマ軍の戦い。確かアルキメデス先生も出ていて殺気だったローマ兵士に殺されていた。


主人公がローマ兵士に向かって、あんたらは確かにすごいけど、ほかにすることはないのかぁと言うシーンが印象的。こちらは図書館から借りて読んだ。再読のためにサイトからリクエストした。

 

 

アレクサンドロスつながりで怪人荒俣宏先生が書いた小説も思い出した。こちらはまだ読んでない。

 

幻想皇帝―アレクサンドロス戦記〈第1巻〉

幻想皇帝―アレクサンドロス戦記〈第1巻〉

 

 


なんと宣教師が織田信長アレクサンドロスについて語るという設定。さっそくポチろうとしたが、Kindle 書籍ではなかった。基本的に活字の本はKindle 読み上げで聞いていこうとする方針だ。Kindle化してくれないかなあ。

 

この作品はアニメ化もされている。アレクサンドロスはやっぱり英雄なのだなあ。

 

 


いろいろ検索していたらこちらの作品が出てきた。そういえばこちらの作者も歴史ものをたくさんかいていたっけ。

 


ラッキーなことにAmazon の読み放題サービスで読める。早速ダウンロードした。

 


う~ん。しばらくはアレクサンドロス大王で楽しめそうだ。


それにしても次から次へと読みたい作品が出てくる。死ぬまでに全部読みきれるのだろうか?