「知的」なんて気恥ずかしくて、なかなか口には出来ないけれど、本を読んだり、マンガを読んだり、音楽を聴いたり、スマホをイジったりするのが好きなら、「知的生活を送ってる」と言い切ってしまって良いのかもしれない。
そこに新しい情報の積み上げあるならば、それは「知的生活」なのです。
「オタク的生活」と大して変わらないけど、パッケージを変えればイメージが良くなるようなものだ。
- 作者: 堀正岳
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2018/11/24
- メディア: 単行本
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「知的生活」に関しては、すでに名著がいくつかあるけれど、本書は「設計」と言うコンセプトが盛りこまれているのが新しい。
- 作者: 渡部昇一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1976/04/23
- メディア: 新書
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- 作者: 渡部昇一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1979/04
- メディア: 新書
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知的生活で10年後の人生を設計する
10年後なんて考えたことも無かったけれど、良く考えたら、10年後も20年後も30年後も、代わり映えしない生活を送ってるような気がする。
相変わらず、本を読んだり、マンガを読んだり、音楽を聴いたり、スマホをイジったり、もしかしたら旅をしていたり……。
どうせ似たようなことを続けていくのなら、作者の言うとおり、ほんのちょっと「知的積み上げ」をするのも悪くない。
と言っても難しいことじゃない。マンガを読んだら、感想をつぶやくぐらいのものだ。
幸い、SNSなどネットサービスのおかげで、「知的積み上げ」がそのまま「情報発信」になる。楽で便利な時代になったもんだ。
「習慣」のゆるやかな積み上げカギになる
「量が質に転化する」
「好きなこと」が価値を生む
どうせ、だらだらと、好きなことを読んだり聴いたり観たりしていくのなら、自分の好みのコンテンツについて、要約や感想をストックしていくのもよい。
のんびりとやっている内に、10年後には、ストックが思いがけない量に積み上がっていたり、何かライフワークになっているかもしれない。
もう一つ、改めて考えさせられたのは、「知的生活」と「知的生産」との違いだ。ネットのサービスのおかげで、知的生活と知的生産は、限りなく近づいてるけど、それでも、一線を画するべきでは? と。
一昨年からブログを始めて、去年からTwitterを始めた。このため、フォロワーを増やさなきゃ、何か努力しなきゃ、と言う気になってしまっていた。
とにかく更新する量を増やさなきゃとか、バズりやすいテーマを選ばなきゃとか、インフルエンサーの目にとまらなきゃとか、これからは動画の時代だとか、将来的にマネタイズしなきゃとかーー。
中途半端に何か対策を考えなきゃ、と思っていたけれど、承認欲求を欲しがるよりは、自分の好きなことを積み重ねていく方が先決ではないかのか?
自分自身の興味や発見を積み上げることでやがて未来がひらけるだろう
あと、本書を読んで、今さらプログラミングを覚えるのは無理としても、「IFTTT」や「Zapier」を覚えて、諸々の作業を自動化出来るようにはなりたいな〜、と思った。新時代の知的生活には、プログラミングの知識が必要不可欠になるのかな?
ネットをハードに使っているなら、もう「知的生活」を送ってると考えた方が良い。で、本書を読んで、今の生活を改めて振り返る。少なくとも、自分は、タイミングの良いときに本書に出会えて幸運だった、と思っている。
カテゴリー紹介 #ライフスタイル
ネコのように丸くなって暮らしたい……。
特別な夢や本当にやりたいことは無いけれど、ストレスフリーで快適な毎日を過ごしたい。
人混みと満員電車と行列と渋滞と人づきあいが苦手で、インドア&地元で過ごしがち。
最近は、読書しながら旅でもしようか、ともくろんでいる。
年300万円で、コストのかからない「健康で文化的な最低限度の生活」を目指して試行錯誤中。