らくだのライフハック

猫のように丸くなって暮らしたい

─セミリタイアして本とマンガの日々─

【贅沢?】うなぎ屋は、(う)難儀なことだった。


土曜日は、午前中だけ休日出勤だった。休みの日にわざわざ仕事をしたので、自分へのご褒美として、久しぶりに、ちょっと贅沢しようと思った。で、たまたまやっていたうなぎ屋に入ることにした。うなぎの高騰以来、うなぎ屋に入るのは何年かぶりだった。


それにしても、うなぎは高くなった。とても庶民が手軽に食べられるものではなくなってしまった。でも、たまにはいいだろう。ちょうど、食生活についての考え方も変わってきたりして、節約生活も糖質制限も、ちょっとユルめようと思っていたのだ。


店に入ってみると、メニューの品数が少なくなっていた。うな丼を食べようと思っていたら、「うな丼(半身)」とあった。値段を抑えるために、うなぎを半分にしたようだ。値段は2400円。メニューには、うな重もあって、こちらは3400円。うな重は丸一匹のようだ。結局、うな丼とビールを注文した。


うな丼が届いた。さっそく、フタを開ける。うなぎはサイコロのように真四角に切られていた。ひつまぶし? 食べ始めると、うなぎの身に比べて、ご飯の量が多い。丼も、真上から見ると小さく見えるけど、底が深い構造になっていた。工夫してんな! 


ほんとに、食べているとあっという間にうなぎの身がなくなってしまって、後に白いご飯が結構残ってしまった。仕方がないので白菜の漬物で食べる。白菜の漬物が、妙に美味かったことを覚えている。うなぎの蒲焼きよりも、白菜の漬物の印象の方が強いのもどうかと思うがーー。


ちなみに、肝吸いにはうなぎの肝は入っていなかった。まぁ、何しろ「半身」だからしょうがない。うな重だったら、肝も入っていたのかも。


肝心のうなぎはどうだったかと言うと、多分、美味かったんだろうけど、あまりにも量が少なかったので、よくわからなかったと言うのが正直なところだ。


おまけに、この頃は、もっぱら安い肉をわしわしと食べてるので、うなぎは柔らかくて歯ごたえが全く無かった。普通だったら、柔らかくて美味いとなるはずだったんだろうけど。


値段を抑えるために、うなぎの量を少なくして、ご飯の量を増やすのはしかたないにしても、せめて、もうちょっと、タレを、たくさんかけておいてくれれば、食べやすかったんだけど。


久しぶりに、ちょっと贅沢したかったんだけど、ちょっと微妙な感じで終わってしまった。贅沢したいってのに、コストパフォーマンスの話を持ち出すのも野暮な話なんだけど、うな丼にビールで3,000円近く。それなのに、ご飯の量の多さに物悲しい気分になる。さすがに、2度目は無さそうだ。鴨汁そばにビールだったら2,000円、いや、1,500円ですむしなあ。ラーメンでも同じか。まあ、うなぎも、食べ過ぎで数も少なくなってると言うし、ちょうど良いのかもーー。


今度は、久しぶりに、回転寿司にでも行ってみようか。蕎麦にうなぎに寿司と、江戸っ子爺さんみたいなラインナップだけど、不思議と、パスタやパンなんかは食いたいと思わない。グルテンフリーを意識して距離を置いてたら、フェイドアウトしてしまった感じーー。


うなぎで、う難儀なことってのは、確か、『弥次喜多道中記』に出てきた江戸時代ギャグだった。子ども版で読んだんだったよなあ……。


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空き家一歩手前の限界ハウスで「健康で清潔な最低限度の生活」を目指し、ストレスフリーな毎日を目指して試行錯誤中のへなちょこ家事男子。