らくだのライフハック

猫のように丸くなって暮らしたい

─セミリタイアして本とマンガの日々─

【ライフスタイル】クルマにはねられるかもというストレスがない暮らしについて


自転車の通勤コースについて、なるべく車が通らないコースを検討している最中だ。


そんなことを考えていたら、とある漫画に書かれていた文章を思い出した。漫画は水の都ベネチアを舞台にしたもので、漫画家は取材でベネチアを訪れていた。文章はその時の感想だ。


ベネチアは水の都なので、運河が縦横に張り巡らされていて、人は船で行き来している。だから、歩道はあっても車道が無いような感じらしい。漫画家はそのことについて、車にひかれる心配がないと言う事は、こんなにもストレスフリーなのか、といったことを書いていたのだ。


初めて読んだときには、そんなものかいなと思っていた。再び思い出したのは、筑波へ行ったときだった。筑波は、今は、つくばみらい市と言う、ひらがなだらけの名前の市になっている。人工的に作られた学園研究都市も、もう何十年も経っていて、だいぶこなれてきた印象だった。


ちなみに、筑波の紅葉は、とても素晴らしい。これを言うと笑われてしまうんだけど、今まで見た紅葉の中では、筑波が ダントツだ。筑波で初めて、紅葉って良いもんだな、と感じたのだ。


街の中心部? 筑波大学のキャンパスがあるあたりは、街全体が公園となっている感じ。実際、そのように設計されてるようだ。基本的に道路を渡るときは、陸橋で越えるような造りになっている。だから車にはねられる可能性は、限りなく少ないようだった。


街の中心部の公園? を歩いていると、信号に引っかかることもなく、どこでも、どこまでも歩いていける。大学生の自転車とすれ違うぐらい。後は運動部がランニングしていたり。デパートでも、図書館にでも、その他公共施設へも、車にすれ違わず歩いて行けるのだ。これが、かなり快適だった。


筑波を歩いたとき、そして今、漫画家のベネチアの文章を思い出す。車に気を使わなくて良い環境は、かなりストレスフリーに近づくんじゃないだろうか。こんなことを言ってる人って聞いたことないけど。歳をとればとるほど、その思いは強くなっていくんじゃないかな。


将来は移住しようかと考えていたことがあったので、つくばみらい市も候補に入れた。でも、茨城県はスギ花粉が多いと言う話を聞いて、なんとなくトーンダウンしてしまっていた。


筑波を訪れてから、ずいぶんたつけれど、つくばみらい市ほど、車に出くわさなくて済むような街はなかった。もう一度、移住候補に入れても良いかもしれない。


今思い出したけれど、さいたま新都心も、筑波とは別の意味で、車に出くわさない街だった。駅から出ると、空中デッキを通じて、ビルからビルへ、どこまでも歩き続けていけるようだった。宙に浮いてるデッキや歩道には、もちろん車は入ってこない。つくばみらい市よりもさらに人工的だったけど、車と無縁の生活が送れることにかけては、さいたま新都心の方が上だ。


できれば、95歳まで長生きしたいと思ってるので、車が少ない街も、条件に入れて良いのかもしれない。


カテゴリー紹介 #ライフスタイル

ネコのように丸くなって暮らしたい……。

特別な夢や本当にやりたいことは無いけれど、ストレスフリーで快適な毎日を過ごしたい。

人混みと満員電車と行列と渋滞と人づきあいが苦手で、インドア&地元で過ごしがち。

最近は、読書しながら旅でもしようか、ともくろんでいる。

年300万円で、コストのかからない「健康で文化的な最低限度の生活」を目指して試行錯誤中。