休日の土曜日、森林公園(のような公園)のベンチで本を読んでいた。
時々、目を上げれば、木漏れ日と緑。
天然のクーラーも良く効いていた。
小確幸を感じていたときに、それは、やってきた。
これまで、ハチに刺されたことは一度も無かった。
騒ぐから、刺されるんだ、とクールに構えていた。
実際、動かないで、じっとしていれば、ハチはどこかへ去って行った。
けれども、今回のハチはしつこかった。
あげくのはてに、手の甲にとまったりした。
ようやく、気づいたけれど、このハチ、どう見ても大きい。
冷静に見ても、小指よりも太かった。
ミツバチじゃないのか?
ひょっとして、スズメバチ?
ひぃ〜。
半袖でむき出しになった腕回りをもぞもぞとはい回る。
動くと、刺される!
動かないようにすると、なぜか、小刻みに震えそうになる。
ようやく、腕から離れてホバリングし始めたので、一息ついたが、そこからが、また、しつこかった。
ホバリングしたまま、手や腕の回りを至近距離で飛び回り始めたのである。
高速回転してるであろう羽根から、生暖かい空気が肌に伝わってくる。
触ってるような触ってないような微妙な感じがおぞましい。
動くと刺されそうなので、じっとして耐えるしかなかった。
痴漢にまさぐられたら、こんな感じだろうか?
とてつもなく長い時間がたったと感じたけれど、振り返ってみると、ホバリングが始まってから、1〜2分と言ったところか。
タイミング良く、強めの風(神風と呼ぼう)が吹き出して、ハチが流された瞬間、荷物をリュックに突っこんで、足早にその場を逃げた。
それにしても、しつこかった。
検索してみると、ハチは好奇心の強い虫らしいが、いったい何がそんなに珍しかったんだろうか?
香りをつけていたり、逆にしばらく風呂に入らず汗くさかったりすると、ハチが匂いをかごうとするらしいけど、思い当たることはなかった。
強いて言えば、ハチは黒っぽい服に反応すると言うことだが、この説には賛否両論あった。
なんにしても、黒系の服は止めておこう。
まったく、最近は農薬のせいでミツバチが消えたとか騒いでたのに、何で、こんな目に遭わないとならんのか……。
公園のベンチで読書する時は、蚊に刺される心配だけじゃなくて、ハチにも注意しよう。
カテゴリー紹介 #ライフスタイル
ネコのように丸くなって暮らしたい……。
特別な夢や本当にやりたいことは無いけれど、ストレスフリーで快適な毎日を過ごしたい。
人混みと満員電車と行列と渋滞と人づきあいが苦手で、インドア&地元で過ごしがち。
最近は、読書しながら旅でもしようか、ともくろんでいる。
年300万円で、コストのかからない「健康で文化的な最低限度の生活」を目指して試行錯誤中。