最近、マンガアプリ「マンガワン」で『フットボールネーション』を読むのを楽しみにしている。
作者の大武ユキさんは、とにかくサッカーが大好きな人なようで、サッカーマンガをずっと描き続けていて、自分も、『サッカーボーイ』『我らの流儀』を読んできた。
『フットボールネーション』がヒットしたおかげで、上記の二作品もリバイバルされたようだ。
ブラボー!
おもしろいのはもちろんだけど、サッカーについて「お勉強」になるマンガだった。
サッカーボーイ フットボールネーション?胎動? (ビッグコミックス)
- 作者: 大武ユキ
- 出版社/メーカー: 小学館
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我らの流儀?フットボールネーション前夜?(1) (ビッグコミックス)
- 作者: 大武ユキ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2014/06/02
- メディア: Kindle版
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スポーツ全般、興味が無くて、サッカーも、ワールドカップの結果を新聞で見出し読みするぐらいだったけど、大武さんのマンガを読んでると、何となく、サッカーって、こういうものなんだ、と言うのが、分かってくる。
例えばーー。
・サッカーはスペースを制し合うスポーツだ。
・攻撃する側は、ボールを持ってない選手でも、ディフェンスを引きつけてスペースを作ったり、空いてるスペースに走り込んだりとやることがある。
・守る側は、シュートコースを塞いだり、スペースを空けないようにしなければならない。
自分はと言えば、『サッカーボーイ』で、運動量は多いけど、得点力の低いフォワードだった主人公が、リベロになって、リボーンするストーリーに共感してた。
スペースに関するあれこれは、今では常識的なことだけど、当時、マンガで、ここまでサッカーの地味な面白さを解説してくれたものは無かった。
『スラムダンク』を読んで、バスケのリバウンドの大切さを初めて知ったように、大武さんのサッカーマンガを読んで、サッカーの奥深さの一端を知ったのだ。
SLAM DUNK(スラムダンク) 完全版 全24巻・全巻セット (ジャンプコミックスデラックス)
- 作者: 井上雄彦
- 出版社/メーカー: 集英社
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今回の『フットボールネーション』は、さらに、サッカーを啓蒙するマンガになっている。
何しろ、もも裏の筋肉、インナーマッスルを使うことの大切さを、延々と、単行本一冊分ぐらいはかけて、描いているのだ。
読んでて、びっくりした。
よく、編集部も、ゴーサインを出したよな。
まあ、おもしろいんだけどーー。
自分自身、やまめ乗りの影響で、肩甲骨を閉じて、股関節を開いて、体幹の筋肉を使うことが、テーマの一つになってるので、おもしろく読めたけど、この『フットボールネーション』が人気になるとは、日本人って、つくづくインナーマッスルが好きなんだなあ、と思わざるを得ない。
- 作者: 堂城賢
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それにしても、作者の大武さんは、しみじみとサッカーが好きで、日本をフットボールネーション(サッカー先進国)にしたいんだなあ、と感心する。
マンガと言う自分の守備範囲を守りつつ、理想を追求する姿勢って凄いな。
さらに、エンターテイメント成分も外してないし。
ともかく、オススメです。
サッカーを好きな人にも、サッカーをよく知りたい、と思ってる人にもーー。
単行本の方は、現在12巻まで出てるようです。
- 作者: 大武ユキ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2018/06/12
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