らくだのライフハック

猫のように丸くなって暮らしたい

─セミリタイアして本とマンガの日々─

【マンガ】『フットボールネーション』もも裏筋肉サッカーマンガが、これほどの人気になるとはーー。日本人ってインナーマッスル大好き民族なの?


最近、マンガアプリ「マンガワン」で『フットボールネーション』を読むのを楽しみにしている。

マンガワン


作者の大武ユキさんは、とにかくサッカーが大好きな人なようで、サッカーマンガをずっと描き続けていて、自分も、『サッカーボーイ』『我らの流儀』を読んできた。

フットボールネーション』がヒットしたおかげで、上記の二作品もリバイバルされたようだ。

ブラボー!


おもしろいのはもちろんだけど、サッカーについて「お勉強」になるマンガだった。


スポーツ全般、興味が無くて、サッカーも、ワールドカップの結果を新聞で見出し読みするぐらいだったけど、大武さんのマンガを読んでると、何となく、サッカーって、こういうものなんだ、と言うのが、分かってくる。


例えばーー。

・サッカーはスペースを制し合うスポーツだ。

・攻撃する側は、ボールを持ってない選手でも、ディフェンスを引きつけてスペースを作ったり、空いてるスペースに走り込んだりとやることがある。

・守る側は、シュートコースを塞いだり、スペースを空けないようにしなければならない。


自分はと言えば、『サッカーボーイ』で、運動量は多いけど、得点力の低いフォワードだった主人公が、リベロになって、リボーンするストーリーに共感してた。


スペースに関するあれこれは、今では常識的なことだけど、当時、マンガで、ここまでサッカーの地味な面白さを解説してくれたものは無かった。

スラムダンク』を読んで、バスケのリバウンドの大切さを初めて知ったように、大武さんのサッカーマンガを読んで、サッカーの奥深さの一端を知ったのだ。


今回の『フットボールネーション』は、さらに、サッカーを啓蒙するマンガになっている。

何しろ、もも裏の筋肉、インナーマッスルを使うことの大切さを、延々と、単行本一冊分ぐらいはかけて、描いているのだ。

読んでて、びっくりした。

よく、編集部も、ゴーサインを出したよな。

まあ、おもしろいんだけどーー。


自分自身、やまめ乗りの影響で、肩甲骨を閉じて、股関節を開いて、体幹の筋肉を使うことが、テーマの一つになってるので、おもしろく読めたけど、この『フットボールネーション』が人気になるとは、日本人って、つくづくインナーマッスルが好きなんだなあ、と思わざるを得ない。

自転車の教科書

自転車の教科書

自転車の教科書 ー身体の使い方編ー (やまめの学校)

自転車の教科書 ー身体の使い方編ー (やまめの学校)


それにしても、作者の大武さんは、しみじみとサッカーが好きで、日本をフットボールネーション(サッカー先進国)にしたいんだなあ、と感心する。

マンガと言う自分の守備範囲を守りつつ、理想を追求する姿勢って凄いな。

さらに、エンターテイメント成分も外してないし。


ともかく、オススメです。

サッカーを好きな人にも、サッカーをよく知りたい、と思ってる人にもーー。


単行本の方は、現在12巻まで出てるようです。


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