何をするかよりも、何をしないかの方が重要だ、てなことを、スティーブ・ジョブズが言ってたような気がする。
個人的な意見を追加するとすれば、「『どこまでやるか』と『それ以上はしない』の線引きをハッキリとさせておいた方が良い」と思う。
『その家事、いらない。』は、ひたすら「やらない」家事のリストと、やらない理由が続く。
自分の場合、とっくにやめているか、最初からやろうとも思わなかったことばかり。
例えば、「バスタオルやめた」「掃除機やめた」などなど。
中でも、一番、共感したのは、「作り置きやめた」だった。
書かれてるのと同じく、自分も、初めて作り置きを知ったときには飛びついた。
これで、平日が楽になる。
自炊生活も続くのではないか、と。
けれども、そうはいかなかった。
土日は料理に追われる。
せっかく作った料理も、あるものは、あっという間に食べ終わってしまう。
あるものは、いつまでも残ってしまって、とうとうカビさせてしまう。
撤退したら負け、なような気がして、うんざりしながらも、つい、がんばってしまった。
今にして思えば、いったい、何に負けるというのか? どういう勝負をしたいたのか? さっぱり分からない。
今は、作り置きと言うよりは、発酵食品を作っている。
土日に、キャベツのコールスローやキュウリやナスの塩麹漬けを作る。
がんばらないで、ほどほどのペースで。
それにしても、逆に言えば、世間のワーキングママという人たちは、この本に書かれていることを全てやっているってことなのか?
でも、実在するんだろうな。
さらに、キャラ弁まで作ったりもするのかもしれない。
いったい何時間、寝ているんだ?
恐ろしい……。
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空き家一歩手前の限界ハウスで「健康で清潔な最低限度の生活」を目指し、ストレスフリーな毎日を目指して試行錯誤中のへなちょこ家事男子。