らくだのライフハック

猫のように丸くなって暮らしたい

―がんばらないライフスタイルとそのためのライフハック―

夢に向かって走るより、楽しく歩こう! 『かりん歩 3』


『かりん歩(ぽ)』は、喫茶店を継ぐ姉・かりんと妹・くるみの「姉妹さんぽ」マンガだ。

  • 『かりん歩 3 (MFコミックス フラッパーシリーズ) | 柳原 望 | 少年コミック | Kindleストア | Amazon』

  • 地理がテーマになっていて、名古屋の街ネタ、歴史ネタがふんだんに出てくる。

    登場人物は地理学の関係者が多くて、『高杉さん家のおべんとう』のスピンオフ作品でもある。

  • 『高杉さん家のおべんとう 1 (MFコミックス フラッパーシリーズ) | 柳原 望 | 少年コミック | Kindleストア | Amazon』

  • おもしろかったのは、このマンガの登場人物たちは、ふつうのマンガのように、夢を追ったり、好きなことを一直線に追いかけたりしないのだ。


    例えば、主人公の姉・かりん。

    彼女は、祖父の喫茶店を継いだけれど、別に夢だったからではなく、「楽しそうだったから なんとなく」始めた。

    この点、自分で店をするのが夢の友人をキリキリさせたりしている。


    わたし 夢って持ったこと ないのですよ


    ゴールを目指して駆け抜けて行く人もいれば

    目の前に現れた景色を慈しみながら歩く人もいるって


    また、『高杉さん家のおべんとう』で主人公カップルだった、ハルと久留里。

    二人は『かりん歩』にも登場している。

    久留里は女子アナとなり、誰もがうらやむ大きな仕事に抜擢されそうになるけれど、彼女は、おそらく断る。

    これ以上、二人の時間が減るのがイヤだから。

    すごく光栄で、誰もが目指す仕事を断って良いものか悩む久留里にハルは言う。

    夢は 義務じゃないよ


    マンガの世界で、夢や好きなことを追いかけるより、日常生活や周りの人たちとの交流を大切にしたい、と思うキャラクターが登場するようになったのか、と驚いた。

    おおげさかもしれないけど、時代は変わったなあ、と思った。


    このマンガのテーマは「スローダウン」で、キャラたちは「ダウンシフターズ」じゃないか、と思うのは深読みしすぎだろうか。

  • 『Amazon.co.jp: 減速して自由に生きる ──ダウンシフターズ (ちくま文庫) eBook: 高坂勝: Kindleストア』

  • 同時に、中国の孔子の言葉も思い出した。

    これを知る者はこれを好む者に如(し)かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如(し)かず。

    超訳すると、努力してる人間は、好きでやってる人間に敵わないし、好きでやってる人間は、楽しんでやってる人間に及ばない、てところだろうか。


    自分の場合、特別に好きなことや、やりたいことがないことがコンプレックスだったりするけれど、毎日を快適に機嫌よく過ごせたら、と思っている。

    そんな人間にとって、『かりん歩』は、背中を押してくれる作品なのだ。


    カテゴリー紹介 #ライフスタイル

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    コストのかからない快適なボンビーライフ、「健康で文化的な最低限度の生活」を目指して試行錯誤中。