月曜の夜に大雪となって、火曜の朝に雪道を走り、火曜の夜の自転車通勤のことーー。
昼間、だいぶ雪は溶けた。
でも、ちょっと日当たりの悪い道路では、ふんだんに雪が残っている状態だった。
とりあえず、いつもの通勤コースを走ろうとしてみた。
ビルに囲まれた所のように、日陰の道路はカチコチに凍っている。
今は、ただでさえ厳冬期で、一年で一番寒い時期だ。
全部溶けるまでには、2〜3週間かかりそうだ。
川沿いの遊歩道&サイクリングロードへ入ってみる。
少しは雪が溶けているかと期待したけれど、全く前へ進まないし、日のあたらないところは凍っている。
あきらめて、しばらくは自転車を押し歩きして、舗装された道路へエスケープした。
道路は、なるべく交通量の多い道路を選び、幹線道路や県道を走るようにした。
もちろん、車道を走る。
ママチャリが歩道をよろよろ走る姿は危なっかしかった。
県道に入ると、さすがに雪はほとんど溶けていて、いつもと同じように走ることができた。
キープレフトで走っても、全く問題ない。
県道の割には、道路幅が狭いだの舗装状態が悪いだの、これまで散々文句を言っていたけれど、一般の道路と比べると、段違いの復旧度であった。
悪口ばかり言ってて、ごめんなさい、だ。
少し遠回りして、幹線道路から県道、別の県道へと走り継いで行った。
全くストレスは感じない。
どこが凍ってるかわからないような一般道は、しばらくは走れそうもない。
当分の間、県道&幹線道路の通勤コースとなりそうだ。
クルマの少ない通勤コースへ戻そう、できれば、田んぼのあぜ道のようなオフロードを走るようにしよう、などと考えていた矢先だったけれど、しばらくは保留になりそうだ。
それにしても、舗装された道路の走りやすさやありがたさが、しみじみと実感できた。
ローマの時代から、それこそ世界中で営々と道路は作られ続けてきたわけだけど、その理由がわかった気がする。
いきなり世界史な話になってしまったが。
軟弱なマウンテンバイク乗りは、雪景色を眺めながら、舗装された道路を快適に走るぐらいがちょうど良いのかもしれない、と自嘲した。
雪が降ったら森の中をマウンテンバイクで走りたい、などとメルヘンなことを言ってた自分が恥ずかしい。
もう、雪道はお腹いっぱいな感じだ。
カテゴリー紹介 #自転車通勤
自転車通勤(約1時間、片道約15㎞)7年目。
29インチのマウンテンバイク(シングルスピード&フルリジッド)で通勤中。
ブルベ経験有り(SR取得)。
「やまめ乗り」修業中。
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