一日イベントの手伝い仕事があった。
ボトムスはスラックスではなく、ユニクロのイージーアンクルパンツをはいていった。
ウールライクだからバレないだろう、とタカをくくった。
ベルトはしないで、ヒモで結ぶだけ。
ジャケットの下にニットも着るから、こちらもバレないだろう。
シルクのアンダーウェアに、ウォームウェアにチョモランマ。
防寒対策もバッチリだ。
なにより、イージーアンクルパンツ、ひもパンは楽だった。
軽くてストレッチが効いている。
12時間以上にわたるイベント仕事も何とか乗り切れた。
今回のことで、改めて思った。
ひもパンは楽だ……。
もう、楽な服しか着たくない。
いよいよジーンズとお別れする時がやってきたか、と。
これまで、人並み以上にジーンズをはいてきた。
服の数を減らして、着回しのいい服を残そう、という方針にしてからは、ますますジーンズになった。
普段使いはもちろん、ジャケットと合わせればきちんとカジュアルにもなる。
サンダルでも、革靴だって合わせられる。
夏でも冬でもオールシーズンはける。
ダメージを受けても、それがまた味となる。
万能だった。
けれども、ジーンズは硬かった。
ごわごわしている。
それに、重かった。
なにより、洗濯すると、なかなか乾かない。
ジャージー・ジーンズが出たときに飛びついたのも無理はなかった。
軟らかさとストレッチに驚愕した。
そのジャージー・ジーンズも、重く感じるようになってしまったのだ。
イージーアンクルパンツは、足首を見せてはくのが前提なので短めだ。
ところが、ユニクロのサイトを見ると、長めサイズのものも、オンライン限定で売ってるではないか。
さっそく買ってしまった。
何で店では売ってくれないんだろう。
ドレスコードのユルい職場ならはけるし、需要はたくさんあると思うんだけど。
最後に、ひもパンはベルトをしなくていいのも楽だ。
もう、革みたいな硬いものは身につけたくない。
冬はジャケットやニットを着れば、ベルトレスでも目立たないので大丈夫。
限界ハウス、ダメ家事男子。プロフィール
空き家一歩手前の限界ハウスで「健康で清潔な最低限度の生活」を目指し、ストレスフリーな毎日を目指して試行錯誤中のへなちょこ家事男子。