川沿いの季節
晩夏も初秋も、9月の上旬ぐらいまでのようで、もう、すっかり秋だ。
川沿いの遊歩道&サイクリングロードの風景も変わってきた。
もともと、季節感だの風流だのには無縁の人間だけど、自転車通勤を続けていると、嫌でも、天気や季節だのには敏感になってくる。
そして、季節の移り変わりや、去年との比較などで、目の前の風景を見るようになってくる。
そうなると、今度は、それが、ささやかな楽しみになって、しんどい時の助けになるのだ。
国道バイパスと隠れ道
去年の秋は、別の川沿いを走っていた。
今よりもだいぶ大きな川で、トンボがたくさん飛んでいた。
サイクリングロードが整備されて、走りやすくなったのはいいんだけれど、乱暴な走り方をするロード乗りが増えて、土日は走らないようになり、だんだんとフェイドアウトしていった。
この川沿いが国道バイパスだとしたら、今の川沿いは、山の中の道みたいだ。
隠れ道?
そんなところも、けっこう気に入っている。
血よりも赤い彼岸花
今の川沿いの風景は、彼岸花の赤が鮮やかだ。
緑は、もう少しずつ枯れ始めて、一時期の勢いはなくなったとはいえ、まだ色は失われていない。
緑のなかの赤い彼岸花は、とても目立つ。
「血よりも赤い彼岸花」てな歌詞の歌がなかったっけか。
去年の川沿いでは見かけなかったので、物珍しい。
今年の川沿いには、やたらと、お墓や霊園があるからだろうか。
台風のあと
最近の川は、なぜか、水が少なくなっている。
8月からこっち、ずいぶん雨がちだったし、三連休の時は、台風も通り過ぎたというのに。
台風が通ったあとは、1〜2日遅れてから、上流の水がゴミと一緒に流れてくるものだけど、今回は、全くそういうことがなかった。
上流エリアでは、あまり、降らなかったんだろうか。
水が干上がったところは干潟みたいになっていて、黒い土の上の白鷺がやたらと目につく。
ユリカモメと富士山
この川には、寒くなってくると、ユリカモメが渡ってくる。
たくさん渡ってくる時は寒い冬だ。
全く見かけないときは暖冬だった。
このユリカモメと、富士山の雪の量を見てると、寒い冬か、暖冬なのか、だいたいわかる。
帰りはすっかり暗くなった。
もうすぐ、吐く息が白い季節がやってくる。
自転車通勤編プロフィール
自転車通勤(片道15㎞)7年目。
クロモリのロードバイクと29インチのマウンテンバイク所有。
クルマを処分したので街乗りが増えそう。
ブルベ参戦経験有り(SR取得)。
「やまめ乗り」修業中。