らくだのライフハック

猫のように丸くなって暮らしたい

─セミリタイアして本とマンガの日々─

自転車通勤編:ちょうどいいスピードについて考える

ぬかるみを走る

お盆ウィークに、一週間、雨が降り続いたせいか、しばらくの間、川沿いの遊歩道&サイクリングロードの未舗装部分は、さすがに、ぬかるんでいた。
未舗装部分は、いわゆる砂敷き、砂利敷きというやつで、わりと硬く敷き詰めてあるので、ロードバイクでも、そこそこ走れた。
だからこそ、通勤コースにしたのだった。
まあ、ロードバイクでオフロードを走ること自体、どうかと思う話だが。

自転車通勤に適切なスピード

ぬかるんでるところをいつも通りに走ると、さすがに滑りやすくなるわけで、そんなとき、自転車通勤に適切なスピードについて、ふと、考えてしまったのだった。

もともと、自分の場合、ロードバイク乗りとしては、とても遅い人間だった。
遅いのがコンプレックスになっていて、反動でロングライドに特化したり、あげくのはてにブルベに参戦したり、やまめ乗りを始めたりした。

今にして思えば、別に速く走らなくても、のんびり走ればいいんだけれど、ロードバイクに乗るからには、と思ってしまったんだろう。

ミニベロかクロスバイクに乗れば良かった……。

ブルベ時代→やまめ乗り時代

ブルベ時代も、やっぱり遅くて、いつも制限時間ぎりぎりだった。

皮肉なことだけど、やまめ乗りが少しずつ上手くいくようになってきたかと思えるようになったのは、ブルベから撤退したあとだった。

もう、速く走ろうとしなくてもいいんだな。
もう、休日に無理してロングライドしなくてもいいんだな。

そう思うようになってから、やまめ乗りが身近なものになってきた。
目先の速さのために、無理してペダルをぶん回すのではなく、リラックスして、荷重コントロールや身体の使い方に気を配る余裕ができたからだろう。

とまどうスピード

やまめ乗りとノーパンクタイヤのおかげで、以前よりは速く走れるようになった。
通勤時間も短縮されたし、けっこうなことだ。

ただ、今回のぬかるみの件で、少し、スピード、出しすぎ? と思ったのだった。
今までは、こんな悩みなど持ちようがなかったので、ちょっと、とまどった。

急ブレーキと巡航と

サイクルコンピュータは取り外してしまったので、速度はわからないけど、だいたい時速25㎞前後だろう。
ロードバイクとしては、ゆっくりだ。
トレーニングで、ロング・スロー・ディスタンスをするときは、こんなもんだったと思う。

自分の場合、急ブレーキをかけても、何とか停まれるスピードがいい、と考えている。
自分のテクでは、これくらいが、ぎりぎりだ。

その一方で、ある程度のスピードに乗って巡航していると、ゆっくり走るよりも、むしろ楽なんだ、と気づくようになった。
今までは、ある程度のスピード以下でしか走れなかったので、よくわからなかったのだ。

通勤コースと適切なスピード

オンロードかオフロードか。
交通量が多いか少ないか。
道幅は広いか狭いか。
けっきょくのところ、場面に応じてスピードは使い分けましょう、という、ありふれた結論になるんだろう。

通勤コースも思案中なので、自転車通勤に適切なスピードについても、ちょっと考えてみよう。

クルマにはねられたとき、相手に言われたけど、普通の人から見ると、ママチャリの感覚で、ロードバイクのスピードを計ってしまうので、「いつの間に!」てことになるらしい。
街乗り、自転車通勤では、速く走ればいい、と言うものではないはずだ。

自転車通勤編プロフィール

自転車通勤(片道15㎞)数年目。
クロモリのロードバイクと29インチのマウンテンバイクを所有。
クルマを処分したので街乗りが増えそう。
ブルベ参戦経験有り(SR取得)。
「やまめ乗り」修業中。