身体の使い方
やまめ乗りが長続きしたのは、自転車だけではない身体の使い方がおもしろかったからだ。
肩甲骨を閉じて、股関節を開いて、体幹の筋肉を使う。
今ではすっかりポピュラーになったけれど、当時はまだ珍しかった。
実際、できる人も、あまりいなかったと思う。
(今もかな……)
古武術の身体の使い方に似ている。
自転車が、ただ、ひたすらペダルを回すだけのものだったら、とっくにやめていたかもしれない。
自転車は退屈?
ずっと同じ姿勢で、 ペダルを回すだけ。
しかも、舗装された道路をひたすら走るだけだったら、確かに自転車は退屈なものなのかもしれない。
こだわれるとしたら、速いかどうか、ケイデンスが1分間に何回転かぐらいだ。
これだと、ジムでエアロバイクをこいでるのと変わりない。
ロードバイク乗りは、イコールと言っていいくらい、ヒルクライム好きが多いんだけど、山でも上らないと退屈だからなのかもしれない。
達成感も味わえるし。
おじぎの姿勢
やまめ乗り=おじぎ乗りなわけだけど、「自転車の教科書」や「自転車の教科書 ー身体の使い方編ー」を参考にして、おじぎの姿勢を取って、ロードバイクに乗る。
ハンドル幅は広めで、ハンドルをしっかり握る。
Qファクターも広め。
で、ちょっとハンドルを振るような感じで、左右に自転車を傾けながら加速する。
右肩甲骨と左股関節、左肩甲骨と右股関節をつなぐと「X」の字になる。
このXを左右に傾けながら身体を使うイメージだ。
ペダルは回すというよりは、股関節を左右に振る感じ。
振るついでにペダルが回っているような。
股関節のストレッチの一つで、ベッドの上に仰向けになって、両ひざをたて、その両ひざを左右に振る、 と言うのがある。
これを自転車に乗りながらやってる感じだ。
やまめ乗りは、肩甲骨股関節を連動した動的ストレッチなのだ。
やまめ乗り式歩き方
自転車通勤の中でやまめ乗りを練習中なんだけど、朝、ジテツウが終わって、駐輪場から職場まで歩くとき、わりとスッスッと歩ける。
まるでモデル歩きみたいに。
これは約1時間、やまめ乗りで動的ストレッチをやったおかげだ、と理解している。
残念ながら、モデル歩き? ができるのは、やまめ乗り直後だけで、日常生活にどっぷりつかってしまうと、いつもの歩き方に戻ってしまう。
それでも、以前よりは、ずいぶん楽に歩いたり、階段を上ったりできるようになった。
今ではイスに座るときでさえ、猫背にならないように、やまめ乗りっぽく座るのが習慣になっている。
やまめ乗り 2年生プロフィール
やまめ乗りを始めて数年。実際に講座を受けたのは2回だけ。脱初心者目指して自習中! このカテゴリーは、「自転車の教科書」と「自転車の教科書 ー身体の使い方編ー」を読んでないとわかりづらいと思います。クロモリのロードバイクと29インチのマウンテンバイク所有。自転車通勤(片道15㎞)継続中。 ブルベ経験有り(SR取得)。