やまめ乗りと荷重コントロール
やまめ乗りの大きな特色は、荷重コントロールを自転車業界? に持ちこんだことだと思っている。
少なくとも、ロードバイクの世界では、荷重の話はあまり聞かなかった。
堂城先生はマウンテンバイクのプロだったので、ロード乗りが気づかなかったことに気づいたのではあるまいか?
試しに、「自転車」と「荷重」などで、いくつか検索してみたけれど、「シクロクロス」がらみでヒットすることが多かった。
舗装されたアスファルトの上を走るロードより、オフロードの方が、荷重は重要で、しかも、体感しやすいのだろう。
実際、ロードバイクでオフロードを走ってみるとわかりやすく荷重を感じられた。
やまめ乗りとモータースポーツとの意外な共通点
荷重コントロールの考え方自体は、そんなに珍しいものではない。
オートバイやクルマの世界では、ごく当たり前に使われているテクニックだ。
自分の場合、以前はオートバイに乗っていて、限定解除したり、一時期はジムカーナをやっていたりしたので、やまめ乗りの考え方にはすんなり馴染めたのだった。
以前、モータースポーツをやっていた人や興味のある人は、やまめ乗りとの親和性が高いと思う。
なぜ、ロードバイクには荷重が重要視されなかったのか?
自転車は、オートバイやクルマと違って「人力」なので、どうしてもペダルをぶん回す方向へ、筋肉や心肺機能を高めなければ、と言うことばかりに関心が向かってしまったのではないか? という気がしている。
特にロードバイクには、ハートレイトモニターを使った心拍数やケイデンス、さらにはパワーメーターなど、人間の機能を強化して、自転車を走らそう、という強い意志が透けて見える。
それも悪いことじゃないけど、自転車という「道具」を上手に使って速く走ろうよ! と堂城先生は言ってるような気がする。
実際、やまめ乗りをするようになってから、自転車という乗り物がいかに良くできたツールであるか、日々、驚かされている。
同じハードウェアでも、ソフトウェアが違えば、こうも違うのか! て感じだ。
3点支持ができない人へ
「自転車の教科書」では、身体と自転車が接するハンドル、ペダル、サドルの3点 に均等に荷重するよう書かれている。
でも、自分にはできなかった。
て言うか、よくわからなかった。
で、しばらく前から、前輪と後輪が地面に接している2点に注意を絞るようにしてみた。
これだと、今、荷重が前輪と後輪、どっちにかかっているか、いくらかわかりやすい。
3点より2点の方が一つ少ないだけ楽だし。
「いつかは3点」だけど、しばらくは「2点接地」で荷重コントロールに取り組んでいたい。
やまめ乗り2年生プロフィール
やまめ乗りを始めて数年。実際に講座を受けたのは2回だけ。脱初心者目指して自習中! クロモリのロードバイクと29インチのマウンテンバイク所有。自転車通勤(片道15㎞)継続中。 ブルベ経験有り(SR取得)。