らくだのライフハック

猫のように丸くなって暮らしたい

─セミリタイアして本とマンガの日々─

へなちょこブルベ:北海道という選択

もし、金銭的に、時間的に余裕があるなら、北海道ブルベをオススメします。

自分のように、短期決戦をもくろんでいた、あるいは、今年中にどうしてもSRを取得したい、と思っている人にも、です。

 

理屈ぬきに北海道は別格。

走っているだけで気分が良くなるところなんて、あまりない。

北海道を走ると、空が低くて、雲が近い。湿度も感じません。

 

そして、気分がアガるだけてなく、 ブルベ完走のためのメリットがあります。

北海道はとにかく走りやすい。

第一に信号が少ない。

普通、信号に引っかかるとイライラするもんだけど、北海道ではそういうことはなかった。

むしろ、「次の信号が赤になれば休める」と思いながら走っているのに、いつまでたっても赤にならなかったりする。

こんなのは北海道だけだ。

 

道路も走りやすいです。

道幅は広いし、舗装も荒れてない。

もっとも、これは北海道ブルベの主催者の方が、そういうコースを選んでくれてるんだと思うけど。

感謝!

 

そして何よりありがたいのは、コースがわかりやすい。

 コース表(キューシート)を見たとたん、そのシンプルさに感動します。

それだけ曲がり角が少ない、1本1本の道路が長い。

方向音痴な自分でも、北海道ブルベではコースを間違えたことがありませんでした。

 

先入観ありでそう思うのかもしれないけれど、北海道のドライバーは大らかな人が多かったと思う。

もちろん、幅寄せみたいな嫌がらせは一切なかった。

むしろ反対車線に100%飛び出して追い抜いていった。

カーブで見通しがきかないところでもそうだった。

よく事故らないなあ、と感心してた。

 

山や峠が苦手な人にも北海道はオススメ。

自分の場合、日高連峰周りのコースだったけど、緩やかな坂ばかりで、ゆっくり走っていたら、いつの間にか高度が高くなっていて驚いた記憶がある。

ルートラボで、高低差のチェックはしていたけれど、データ以上に楽な斜度に感じた。

実際に走って見ないとわからないもんだなあ、としみじみ思った。

普通は思った以上に斜度がキツいってことばかりで、こんな逆パターンは北海道だけだ。

 

北海道ブルベは600㎞を2回参加したけれど、どちらも地元民より道外からの参加者が多かった。

スタッフも慣れているようで、あまり「きちんとしなきゃ症候群」よりの人はいなかった気がする。

参加者も、北海道へやってきたという解放感によるものなのか、他のブルベのような緊張感はなく、のんびりムードだった。

 

現在、自転車は自転車通勤かクルマ代わりに乗るだけになってしまったけれど、北海道だけは、ロングライドしてみたい、ツーリングしたい、と思う。

これから、梅雨や猛暑になったら、何度もそう思うんだろうなあ……。

 

へなちょこブルベ プロフィール

一年間、ブルベに参戦。 なんとかSR(スーパー・ランドナー)取得。  走るのが遅く、メカ音痴・方向音痴でデジタルも苦手、いつも制限時間ギリギリにゴールしていたヘタれなライダーによる試行錯誤の記録です。