らくだのライフハック

猫のように丸くなって暮らしたい

─セミリタイアして本とマンガの日々─

【漫画】オトナの男の休日の過ごし方「ハヴ・ア・グレイト・サンデー/オノナツメ」

 

 

ハヴ・ア・グレイト・サンデー(1) (モーニング KC)

ハヴ・ア・グレイト・サンデー(1) (モーニング KC)

 

 

久しぶりに、のんびりした気分になれた漫画。スローライフ(死語?)やLOHASでもなく、スタイリッシュデでもないけれど、なんとなく楽しそうな「大人の休日」だ。

 

主なメンバーは、ニューヨーク帰りのシブい初老の男性「ダッド」。ダッドを慕う大男の息子(国際結婚なので見かけは白人)、そしてイタリア系外見の娘婿。

 

この3人が主要メンバー。時々、娘、息子の嫁や孫の天才児などが加わるので、家族もののジャンルかもしれないけど、あまりそうは見えない。

 

主要メンバー3人の外見がバラバラというのもあって、年の離れた友人みたいな感じ。仲の良い教授と学生みたいな。不思議な取り合わせだ。

 

この3人が、「オトナの男の休日の過ごし方」を追求する。あくまで、のんびりと。

 

休みの日

晴れた日曜日の午前中に掃除をする

これが醍醐味なんだ

 

こんな感じ――。

 

特別にアクティブなことはしない。午前中いっぱい使って男3人で料理をしてブランチをする。手巻き寿司だったり、餃子を包んだり、そうめんを茹でて食べたり。

 

たまには娘がスタジオジブリのアニメに出てきそうなミートボールスパゲティを作ってくれたりする(美味そう!)。

 

ハヴ・ア・グレイト・サンデー(2) (モーニング KC)

ハヴ・ア・グレイト・サンデー(2) (モーニング KC)

 

 

 

一番印象的だったのは手打ちうどんを作るエピソード。足で踏むとき、父親と小さな娘が両手をつないで踏むシーン。まるでソシアルダンスを踊っているようなシーンだった。

 

ハヴ・ア・グレイト・サンデー(3) (モーニングコミックス)
 

 

 

グレイトな日曜日を過ごすには、何か特別なアクションを起こす必要はなくて、ただ、気の合う仲間や家族と身近なことに目を向けて時間を共有すれば良い、と教えてくれる。

 

最も、「気の合う」メンバーを見つけることが一番・難しいことなんだけどね――。