ストレートなタイトル。濃いぃ絵。今さらナポレオン? と思いつつ手を出してしまった。
もうすでにフランス革命やナポレオンについてはある程度、読んではいたので。
でも、これってどう見ても「北斗の拳」の絵だよな、と思っていたら、やっぱり(原哲夫の)元アシスタントであった。開き直ってるなぁ。
開き直ってると言えば、ジョジョからの影響も隠さない。「革命軍は世界一ィ~」とか……。
師団全員がもういいと言うまで
君を殴る!
やっぱりジョジョだよね。それも初期の頃の……。
ちなみに最新シリーズのジョジョ。まだ未読だったけど、そろそろ読んでみよう。それにしても、どこまで続くんだろう……。
開き直りはパロディだけじゃなくて、史実を変えたり順番を変えたりも変幻自在。
理由も、編集部から盛り上がらないと言われたから、などと後書きで正直に書いている。世界史の受験生が勘違いしたらどうすんだ? とセルフつっこみも。ここまでくると、すがすがしい。
この開き直りは良い方向に向かってるようで、「ホントかよ?」と思いつつも、ぐいぐい読んでしまう。
まぁ、史実かどうかや新説ばかりの物語はつまらないしヤボでもある。
これは有りだ! と思う。
「北斗の拳」ライクなこってり絵も、大時代的な歴史物や戦場シーンには意外に良く合う。
そういえば、「北斗の拳」の作者も日本史ものをたくさん描いていたっけ。
それに、戦場シーンも意外に細かく描き込まれている。
小便で100メートル大便で800メートル行軍から遅れる
遅れたら、敵に捕るかはぐれて野垂れ死ぬ(よくある)
だから歩兵は腹も下せない
実際の戦争は、派手な戦闘シーンだけじゃなくて、そのほとんどは延々と歩くことだったのだ、と言うことが良く分かる。
特にナポレオンの戦術は「神速」を旨とし、兵を速く1カ所に集中させて敵を撃破するものだった。だから、この漫画ではホント行軍シーンが多い。
当時は靴もなかなかの貴重品で、貧しい兵士の中には靴に左右の別があることも知らない者もいたようだ。
確かに、裸足やボロ靴での長距離行軍は生死に関わってきそう。
そんなわけで、この作品はツッコミ入れつつエンタメだと割り切って楽しむのが正解。
今回は途中までだったけれど、第2シリーズも巻数を重ねてるので、当分は楽しめそうだ。
こちらは第2シリーズ初巻――。松田優作? パロってるなぁ、開き直ってるなぁ。
そういえば、フランス革命~ナポレオンの時代ではジョゼフ・フーシェが気になってるけど、陰謀家の彼が活躍するのは第2シリーズだろうか?
天才よりもサバイバーの方が好きなのだ。
ともかく期待!
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