メンズ・ファッションお勉強漫画も第4部。今回は1~2巻を読んだ。
「満を持して」と言うよりは、編集部サイドの提案で唐突にリニューアルされた印象の日本編。
イタリアのナポリやミラノだけでなく、イギリス、フランスはてはアメリカまでを股にかけた舞台と多士済々なキャラクター達がごっそり無くなったので何となく寂しい感じ。
野球でも勝ってる時は打順をイジらない方が良いって言うしね。
それでも日本編には期待するところがあった。
第1~3部までも時々取り上げられていたけれど、日本のスーツ文化は、ヨーロッパから比べると遅かったし、ファッション後進国アメリカから伝わったので間違った進化を辿ったようなところがある。
日常的に白シャツ・黒スーツ、スーツにショートソックス、シャツに胸ポケ、半袖ワイシャツ、スリッポンの革靴などなど。
その一方で、地球温暖化の影響か、春は花粉症でマスク、梅雨でレインウェア、夏は酷暑で熱中症対策にクールビズ、秋は台風直撃で防災ファッション、冬は厳寒ヒートショック対策、何とも過酷な環境になってしまった。
異常気象 豪雨や猛暑の日本が世界で最悪の被害 独の環境NGO #nhk_news https://t.co/Hw7BMjNbEa
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年12月4日
そんな過酷な環境の中で、日本発のクールなスーツ文化を発信してくれないかな、出来るだけ「コンフォート」な方向で、と期待していたのだ。なるべくストレッチ重視で。
個人的にはマスクに似合うスーツ・ジャケパンとか、逆にスーツに相性の良いダウンの選び方とか。日本人のマスクは外国人から見ると異様に見えるらしいし、日本人ほどダウンが好きな民族もいないらしいし。
さて、「下町のテーラー」編はそろそろと出発した感じ。まだ大胆な提案などはだされてはいない。それでも、なるほど~と思わせてはくれる。
西洋人に比べて腕が前気味に付いているので
西洋で既成のブランド服を買うと
着心地の標さを感じるなんて話が割とある
ううむ。これで海外ブランドには目もくれずUNIQLOと心中する覚悟がついた。まぁ、ブランドものには、もともと手が出ないけど。
これを着た紳士の横に和服の美人が侍ると
古き良き日本の男女が絵に収まる
言うなればこれは和装が日常にあった時代
日本人が作った美意識なんだ
これも納得――。
日本のスーツには和服文化の影響で立体感が欠けていると言われるけれど、例えば小津安二郎あたりの古い映画に出てくる古いはずの日本人のスーツ姿はそれなりに絵になっている。不思議に思っていたのだ。
脇役の女の子も、ビリギャル、大学デビューしてチョロい女の子になりそうな真面目メガネ女子がぽつぽつと出てきた。
中でもコスプレイヤーの衣装を作る女の子は今時の日本にあるあるな感じ。どうやら弟子キャラになりそうだ。
伝説の仕立て職人が唯一認めた弟子、織部悠に「百年に一人の逸材」では? と思わせた一幕も――。
糸を切る作業を三方向から撮影して
諸々のデータを型紙CADにぶっ込んだら
パソコンがナビゲートしてくれました
大型アップデートが起こって使い慣れた設定が全てパアになるお約束付き。あるあるだなぁ……。
ともかく、これからに期待!
最後に、第1部第1巻――。
第2部第1巻――。
第3部第1巻――。
【漫画化計画】
漫画化計画とは、世界中のあらゆる事象に漫画を始めとするエンタメからのリンクをはって、面白おかしく楽して世界を理解できるようにすることです。
主な対象は以下の通りです。
・ニュース(政治・経済)
・世界史
・日本史
世界中のあらゆる情報が漫画化されることを願ってやみません。
【プロフィール】
がんばらないライフスタイルとそのためのライフハック がテーマ――。
・物より面倒を減らすミニマリスト
・食事はMEC食、糖質制限、高脂質
・服は制服化済み
・住まいは断捨離中
・片道1時間の自転車通勤継続中
・マンガと歴史好き
最近、取り組んでいるもの――。
・音声入力
・耳活(Kindle読み上げ)
・Excel自動化
・漫画化計画
(エンタメ、入門書、情報収集すべて漫画で)
・徒歩通勤
これから、やりたいこと――。
・古武術介護
・小笠原流礼法
・競歩
・積み立て投資